映画「瞬 またたき」のロケ地、縁結び・パワースポットをめぐる旅

北川景子と岡田将生が恋人同士を演じ、純粋な“愛のカタチ”を衝撃的な
演出で描いた物語「瞬 またたき」。
ふたり一緒に行こうと誓った「出雲」へ、あなたも泉美と一緒に行ってみませんか。

映画紹介

私は、記憶を失った  一瞬でもいい、もう一度会いたい。
美大生の淳一と泉美は恋人同士。幸せな日々は、いつまでも続くはずだった--。
ある日、バイクで花見に出かけた帰り、トラックとの衝突事故に遭い、泉美だけが助かることに。
愛する人を失くしただけでなく、そのショックから事故当時の記憶までも失ってしまう泉美。
なぜ自分だけが無傷で助かったのか・・・。あの時何が起こっていたのか・・・。
一人残された苦しみと闘いながらも、弁護士・真希子との出会いをきっかけに、愛する人との最期の記憶を取り戻そうと、“空白の10分間”という事故の真相を辿っていく。 すると、そこには想像を絶するほどの真実と、極限状態の中で二人の本能的な想いが生んだ衝撃の“愛のカタチ”があった。
そして・・・。

主要キャスト

【園田 泉美 役】 北川 景子 さん

【桐野 真希子 役】 大塚 寧々 さん

【河野 淳一 役】 岡田 将生 さん

磯村 一路監督、原作者・河原れんさんのメッセージ

【監督・脚本】磯村一路さん

【監督・脚本】磯村一路さん

島根でのロケを終えて。

その坂は静かな山あいの入口に、ひっそりと佇んでいました。東出雲町の黄泉比良坂(よもつひらさか)を訪れた主人公の泉美は、その坂でせめてもう一度恋人の淳一に逢いたいと願います。
ラストシーンをその坂にして良かった・・・悠久の時を感じる出雲の地で、大切な人への思いを永遠に繋げたいと願う主人公を描けて良かった・・・と私は思っています。 斐川町の出西織の工房をはじめ、奥出雲町の駅、一畑電鉄の駅、ワイナリー、そして出雲大社・・・すべてが思い出深いロケ地となりました。撮影では大勢の方に多大なご協力を頂き「だんだん」にso muchを付けるほどの私とスタッフ一同でした。

【原作】河原れんさん

【原作】河原れんさん

「瞬」に出雲を登場させたのは、喫茶店で構想を考えていたときに、隣に座る女性たちの話を耳にしたのがきっかけ。「神在祭」とか「縁結びの神様」の話が、まるで私に語りかけているかのように聞こえた。
それから様々な本を読み、実際に出雲へも三度訪れた。その度に、出雲には言いようもない神秘な雰囲気がそこかしこに漂っていると気づかされる。出雲大社は『瞬』原作小説から引用すれば“静謐な空気が漂っている”場所。そして、ラストで泉美が訪れる伊賦夜坂は、山道に続く小さな空間に竹藪と小池があり、ひっそりとした深遠な空気に包まれている。「古事記」に書かれた場所ではあるが、地元でも知る人は少ないと聞く。私だけの秘密にしておきたい気もするが、小説を読んで、また映画を観て、この場所を訪れる人がいたら、それもまたうれしい。

小説「瞬」(幻冬舎)

小説「瞬」(幻冬舎文庫)

河原れんのデビュー作となる珠玉の長篇小説
・文庫本:520円
(本体価格 495円)

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映画「瞬」ロケ地&縁結び・パワースポットマップ
映画「瞬」ロケ地&縁結び・パワースポットマップ JR揖屋駅 黄泉比良坂 伊賦夜坂 須佐神社 嫁来い観音 婿来い地蔵 清水寺 JR安来駅 美保神社 由志園 来待ストーン 八重垣神社 縁結びの鐘 島根県立美術館 島根県立美術館 レイクライン 佐太神社 田中神社 松江フォーゲルパーク 須我神社 揖夜神社 足立美術館 鷺の湯温泉 玉作湯神社 いずもまがたまの里 伝承館 カラコロ広場 八上姫像 八上姫神社 玉造温泉 湯の川温泉 松江しんじ湖温泉 出雲大社 島根県立古代出雲歴史博物館 一畑電車(秋鹿町駅)
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失われた記憶を求めて、泉美は出雲の地へ

ロケ地めぐり 出雲大社

神秘的な空気に包まれ、ラストシーンの撮影へ

縁結びの神として有名な出雲大社。一年を通して、多くの参拝客が訪れています。毎年、神在月になると日本各地の神々が出雲大社に集まり、様々な「縁」を結ぶ「神議り(かむばかり)」という会議が行われるそうです。縁結び祈願はもちろん、神聖な空気に癒されるパワースポットとしてもおすすめの場所です。

そんな神秘的な出雲の地を舞台に、物語のラストを飾る重要なシーンのロケが行われました。
出雲大社では、菅井きんさん演じる老婦人が、北川景子さん演じる泉美とベンチに腰掛け、言葉を交わすシーンが撮影されました。決して長くはない1シーンですが、出雲大社神苑の神聖な空気の中、菅井きんさんの言葉が心に響く場面です。

出雲大社

出雲大社

島根県出雲市大社町杵築東195
0853-53-3100
http://www.izumooyashiro.or.jp/

ロケ地めぐり 一畑電車(秋鹿町駅)

真実を求めてひとり電車に乗り、淳一の実家へ

宍道湖が見渡せるのどかな風景に囲まれた秋鹿町駅。松江市から出雲市までをつなぐ一畑電車は、通勤・通学に利用する人や、ゆったりとローカルな旅を楽しむ人などに親しまれています。周囲には、鳥達とふれあえる「松江フォーゲルパーク」や、ウォータースポーツが楽しめる道の駅「秋鹿なぎさ公園」などがあります。
宍道湖に沿って走る黄色い電車に揺られながら、泉美はひとり、淳一の実家へと向かいます。淳一とかわした“出雲へ一緒に行く”という約束を果たそうと、永島暎子さん演じる淳一の母・沙恵子の元へ。真実と向き合おうとする泉美の切なくも強い姿を描いたシーンが撮影された場所です。

一畑電車(秋鹿町駅)

島根県松江市秋鹿町3341
0852-88-2013
http://www.ichibata.co.jp/railway/

秋鹿駅

ロケ地めぐり JR揖屋駅

全ての真実を知り、泉美は最後に淳一に会いに行く

神話に彩られ、古事記などにも登場する史跡が現代まで伝わる東出雲町。町のほぼ中心に位置する「揖屋駅」は、開通100周年を迎えた歴史ある駅で、通勤・通学など多くの人に利用されています。
ここでは、ラストで泉美が「黄泉比良坂・伊賦夜坂」へ向かうシーンを撮影。
西の出雲方面から来る電車のタイミングを見計らいながらの短いシーンですが、じっくりと時間をかけて撮影が行われました。この場面に登場する駅員役は、本物の揖屋駅の駅員さんなのだそうです。

揖屋駅

JR揖屋駅

島根県八束郡東出雲町大字揖屋町804
0852-52-2041
http://www.jr-odekake.net/

ロケ地めぐり 黄泉比良坂・伊賦夜坂

黄泉の国への入口。そこで泉美が見たものとは

「黄泉比良坂」は、古事記で「伊邪那岐命(イザナギノミコト)」が訪れた黄泉の国と現世の境として登場します。
神代の時代、伊邪那岐命は先立たれた妻「伊邪那美命(イザナミノミコト)」に会うため、黄泉の国を訪れます。その入口が「黄泉比良坂」=東出雲町の「伊賦夜坂」(現在の揖屋町平賀地内)と伝えられており、生者と死者をつなぐ場所といわれています。
いよいよ映画のラストを飾る重要なシーンの撮影。狭く急勾配な坂というポイントで、スタッフの方達が腰をかがめて撮影する姿も見られました。
木漏れ日が差し込む薄暗い森の中、全ての真実を知った泉美は淳一にもう一度会うため歩き続けます。神秘的な空気に包まれた空間。そこで泉美が見たものとは--。
撮影は無事終了し、数ヶ月に及んだ北川さんの映画ロケは、黄泉比良坂でクランプアップとなりました。

黄泉比良坂アクセスマップ

黄泉比良坂

黄泉比良坂・伊賦夜坂

島根県八束郡東出雲町揖屋
0852-52-6704
http://www.town.higashiizumo.shimane.jp/1505.html

出雲の縁結び・パワースポットめぐり

須佐神社

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オロチ退治で有名なスサノオ尊を祀る須佐神社。日本一のパワースポットとして人気。
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いずもまがたまの里 伝承館

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パワーストーンを数多く取り扱うお店。自分で選んだ石を使って、縁結びアクセサリーが作れる。
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玉作湯神社

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”触れて祈れば願いを叶えてくれる”「願い石」があり、「叶い石」に触れさせて祈ると願いが叶うといわれている。
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出雲大社と並ぶ人気の縁結びスポット。稲田姫が鏡として使ったとされる鏡の池で行う「鏡の池占い」が有名。
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島根県立美術館

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湖岸には縁結びスポットとして有名な「宍道湖うさぎ」があり、「夕日百選」に選ばれた宍道湖の夕日が望める。
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カラコロ広場

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恋みくじができる「カラコロ大黒」や、ハート形の石の上に立ち、縁結びの願いを込める「ハートの石畳」が人気。
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松江フォーゲルパーク

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色とりどりの花や鳥たちと触れ合える人気のスポット。園内にある「幸せの椅子」にカップルで座ると、深い絆で結ばれるといわれている。
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島根県立古代出雲歴史博物館

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国宝となった銅剣や銅鐸、出雲大社本殿の巨大柱等を展示。ハート形の葉が特徴の「桂」の並木道がある。
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八上姫神社

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大国主命に恋した八上姫が、この地に湧き出る温泉で疲れを癒し、美しさに一層磨きをかけたと伝わる。
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八上姫像

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「八上姫」は、大国主命に助けられた白兎が、大国主命の結婚相手として縁を取り持った聡明な女性。
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来待ストーン

来待ストーン

来待石のモニュメント等を展示。館内にはレストランもあり、幻想的な雰囲気の中で、気軽にフランス料理が楽しめる。
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縁結びの鐘

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宍道湖観光遊覧船「はくちょう」にある、荒神谷遺跡から出土した銅鐸をモチーフにつくられた小さな銅鐸。
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レイクライン

レイクライン

観光周遊バス「ぐるっと松江レイクライン」。車内には「縁結びシート」が設けられ、良縁を運ぶプレゼントがもらえる。
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佐太神社

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「出雲風土記」にも記される古社。導き・道開の神・佐太大神が祀られており、開運・招福の御利益がある。
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佐太神社から約100mほど東にあり、前後に並ぶ二つの社殿が互いに背を向けた珍しい形式となっている。
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全国のえびすさんの総本山と言われる美保神社。出雲大社と共にお参りすると、御利益がアップするといわれている。
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年中ボタンが楽しめる施設。園内にたたずむ「牡丹観音菩薩像」にお参りすることで、家族を思いやる気持ちとご縁を受けることができる。
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駅前にあるご当地キャラ「あらエッサ君」の像に触れながら想いを込めると恋が叶うといわれる。
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本堂内にある「びんづる尊」の胸をなでれば、「過去の心の痛みも癒してもらえる」、 「恋の病にも効果がある」という。
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日本庭園が有名。茶室「寿楽庵」には、純金の茶釜があり、この茶釜で点てたお抹茶は「福を招く」、「延命に効果がある」といわれている。
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出雲風土記や日本書紀にも登場し、黄泉国(よみのくに)、すなわち死の国の世界に縁の深い社として重視された神社。
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ここをお参りした後、近くの嫁来い橋と婿来い橋を渡り、もう一度祈ると願いが成就するという。
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「日本三美人の湯」として広く知られ、神話の国の出雲路の秘められた温泉として古くから人気がある。
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黄泉比良坂とは
黄泉比良坂

「黄泉比良坂」は、「伊邪那岐命(イザナギノミコト)」が先立った妻「伊邪那美命(イザナミノミコト)」に会うため訪れた黄泉の国と現世の境として、神話の中に登場します。
男神である伊邪那岐命と、女神である伊邪那美命(イザナミノミコト)は、淡路、四国、隠岐、九州、壱岐、対馬、佐渡、本州といった国土を作られ、次にはその国に住む様々な神々をお生みになりました。しかし、最後に伊邪那美命が火の神をお生みになったとき、火傷を負ったことが原因でお亡くなりになられました。そのことを非常に悲しんだ伊邪那岐命は、妻に会いたい一心で黄泉の国を目指します。その黄泉の国への入口が「黄泉比良坂=伊賦夜坂」であると伝えられているのです。

>>「黄泉比良坂物語」

>>「黄泉比良坂・伊賦夜坂」までのアクセス

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