「日本三大芋煮会 in 津和野」に行ってきた!

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2016年11月09日 公開

島根県西部の穏やかな山間に佇む津和野町。

城下町の文化が根付く歴史ある町は、その風情ある町並みの雰囲気などから「山陰の小京都」といわれています。

昨年4月には津和野の歴史・文化を語るストーリー「津和野今昔~百景図を歩く」が日本遺産に認定されるなど、島根県の中でも注目を集める、おすすめの観光地のひとつです。

津和野城跡からの景色
標高370メートルの城山に石垣を残す津和野城跡は津和野の街並みを一望できる絶景スポット

歴史情緒溢れるこの町には、その魅力を感じることができる様々な場所・名物がありますが、今回は津和野の秋の風物詩として欠かせない「芋煮」をピックアップ!

津和野の郷土料理「芋煮」は“日本三大芋煮”のうちの1つとされ、毎年10月第3日曜日には「芋煮と地酒の会」も開催されています。

また、2016年10月16日には日本の三大芋煮が一堂に集う「日本三大芋煮会 in 津和野 」が開催されました。今回はイベント当日の様子や、津和野の魅力やおすすめスポットを巡ります。

 

「日本三大芋煮会 in 津和野」

多くの店と人で賑わう日本三大芋煮会
芋煮ブースの前には行列ができ、多くの人で賑わう津和野の本町通り

日本を代表する芋煮や名物・特産品が大集合!

全国各地にさまざまな「芋煮」がある中で、愛媛県・山形県・島根県津和野町の芋煮は“日本三大芋煮”として知られています。3つの芋煮や、各地の名物・特産品が一堂に集う「日本三大芋煮会 in 津和野」は地方の魅力溢れる「食」のお祭り!

 

重要無形文化財に指定される津和野弥栄神社の鷺舞

津和野の伝統舞踊「鷺舞」で開幕

京都発祥の古典芸能神事で、京都〜山口〜津和野へと伝承されて400年、現在まで絶えることなく続く、日本で唯一の鷺舞。「津和野弥栄神社の鷺舞」として国の重要無形文化財に指定されています。当日はオープニングセレモニーとして披露されました。

 

大きな鍋からふるまわれる芋煮

日本三大芋煮を無料で味わえる

整理券を受け取ると、3市町それぞれのブースでふるまい芋煮を頂くことができます。一口に芋煮といっても、各地の文化・風習などの特徴を映し出す郷土料理。それぞれ全く別の料理と言っても不思議のない、甲乙つけがたい美味しさです。

 

伊予の小京都 大洲市のいもたき

愛媛県大洲市の「いもたき」

藩政時代から現在に至るまで、長い歴史の間、大洲に受け継がれている秋の風物詩「いもたき」。里芋や鶏肉を中心に、油揚げ、干ししいたけ、こんにゃくなどの具材に、鶏のだしが効いた醤油ベースの芋煮は素朴ながら飽きのこない、品のある味わいです。

 

中山町の牛肉を使った濃厚な芋煮

山形県中山町の「芋棒煮」と「芋煮」

山形県中山町の元祖芋煮は「棒だら」をメインに砂糖や醤油は控えめにし、薄味で上品に仕上げた「芋棒煮」。現在の主流は牛肉を使った「芋煮」で、ネギがたっぷりと入り、すきやきを思わせる濃厚な味が特徴です。

 

山陰の小京都津和野のシンプルで上品な芋煮

島根県津和野町の「芋煮」

昆布と炙った小鯛からとった出汁に、里芋と鯛のほぐし身の具材に柚子皮を薬味に添えた、すまし汁のようなシンプルな芋煮。炙り小鯛の香ばしい風味に柚子がアクセントになり、出汁の旨味と里芋本来の味を引き立てます。

 

津和野の蔵元による「ふるまい地酒」

古橋酒造の地酒の数々
看板酒「初陣 」の上選〜特選大吟醸、津和野産のゆずを使用したお酒などが並ぶ古橋酒造

津和野の地酒

日本酒の神様を祀る神社や出雲神話のエピソードなどから、日本酒発祥の地ともいわれる島根県。豊かな自然環境と、高品質の原料米、高い技術を活かした酒造りが、県内各地で行われています。ここ津和野町でも、全国一位の水質を誇る高津川など、自然の恵みを生かした地酒を造る蔵元があります。

華泉酒造の地酒の数々
看板酒「華泉」を樽から気前よくふるまう華泉酒造

創業寛政参年の老舗戝間酒場の暖簾
創業寛政参年の暖簾を掲げる戝間酒場。看板酒は「高砂」、 純米吟醸「鴎外の郷」

 

「旬の味覚」で津和野を味わう

津和野の焼栗
人気のあまり瞬く間に売切れ寸前の焼き栗。栗を焼く甘く香ばしい香りも会場の雰囲気のひとつ

栗の里 津和野

栗の生産量では島根県内でトップを誇る津和野町。多くは京都の市場へ出荷されます。京都といえば「丹波栗」が有名ですが、ブランド栗と肩を並べる大粒で品質の高い「津和野栗」。知る人ぞ知る、津和野の秋に欠かせない味覚の一つです。

詳しくはこちら
津和野の里の栗まつり

 

鮎の炭焼き
丁寧に向きをかえながらじっくりと焼き上げられる鮎の炭焼き(そまの里よこみち)

水質日本一の清流「高津川」の恵み

島根県吉賀町を水源とし、津和野町、益田市を経由して日本海へと注がれる高津川。一級河川として支流も含めてダムが一切なく、水質日本一の清流として知られています。水のきれいな川で育つ良質の苔を食べて育った鮎は日本一といっても過言ではありません。

 

まるごと津和野マルシェのブース

津和野の魅力をまるごと届ける「まるごと津和野マルシェ」

新鮮な野菜や、農産物など津和野の旬をまるごと届ける「まるごと津和野マルシェ」。月に4~6回程開催され、食を通じて津和野の魅力を発信・再発見していくことを目指したプロジェクトは、観光客の方にも人気です。

詳しくはこちら
「まるごと津和野マルシェ」(Facebookページ)

 

津和野のおすすめスポット

津和野世界遺産センターの外観

江戸時代の津和野へタイムスリップ

日本遺産「津和野今昔~百景図を歩く」のストーリーを解りやすく知ることができる「津和野町日本遺産センター」。約150年前の津和野の様子を知ることで町の景色も見え方が変わり、楽しみが倍になる津和野の町歩き。津和野観光のスタート地点としておすすめのスポットです。

津和野町日本遺産センター
〒699-5605 島根県鹿足郡津和野町後田口253 [MAP]
TEL:0856-72-1901
【開館時間】9:00~17:00 【休館日】月曜 ※祝日の場合は翌日
https://tsuwano100.net/

 

 

太鼓谷稲荷神社の約1,000本の鳥居
朱色の鮮やかな鳥居が約1,000本ぎっしりと立ち並ぶ参道

日本五大稲荷神社のひとつ「太皷谷稲成神社」

朱色が鮮やかな太皷谷稲成神社(たいこだにいなりじんじゃ)。日本五大稲荷神社の中で唯一「稲成」と表記され、「成」にはお願いごとがよく叶うようにと意味が込められています。境内からは津和野の町を一望でき、壮観な眺めも楽しめます。

太皷谷稲成神社
〒699-5605 島根県鹿足郡津和野町後田409 [MAP]
TEL:0856-72-0219 
http://taikodani.jp/

 

 

昭和初期の学校を再現した木造の教室
昭和初期の学校を再現した木造の教室。世界の絵本・美術書などを自由に閲覧できる図書室もある

津和野の町にとけ込む安野光雅のふしぎな世界

島根県津和野町出身で画家、絵本作家、装丁家として幅広く活躍を続ける安野光雅さんの美術館。ご自身の作品展示はもちろん、アトリエや津和野の四季の夜空を映し出すプラネタリウムなど、館全体を通して安野光雅さんの世界観が表現され、時の止まるようなゆっくりとした時間を過ごすことができる素敵な美術館です。

安野光雅美術館
〒699-5605 島根県鹿足郡津和野町後田イ−60−1 [MAP]
TEL:0856-72-4155 
http://www.town.tsuwano.lg.jp/anbi/anbi.html

 

まだまだある!津和野の魅力はこちらから

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