絶景を巡る!隠岐の船旅「島前 内航船」編

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2017年05月22日 公開

隠岐の船旅 西ノ島 摩天崖

島根半島から北へ約50kmの場所にある隠岐。ここは、穏やかな自然と独自の文化が大切に残されている宝の島。「隠岐ユネスコ世界ジオパーク」にも認定され、大パノラマの絶景に出会える場所です。

隠岐の船旅 内航船いそかぜ

そんな美しい隠岐の島々を巡る旅を盛り上げてくれるのが、島の大自然を目の前で体感できる船旅。離島でバスや電車のように活躍している船に乗れば、そこに広がるのは非日常の世界。どこまでも続く青い海と島を彩る柔らかな景色に包まれながら、優しい時間が過ぎていきます。

隠岐諸島は「島前(どうぜん)」と「島後(どうご)」の2つのエリアがあり、島前は「知夫村」・「西ノ島町」・「海士町」の3つの島からなっています。

今回は島前の3つの島々を巡るのに便利な「内航船(ないこうせん)」を利用した船旅をご紹介。神秘的で美しい自然が宿る、隠岐の島前を巡る船旅へ出発してみましょう!

 

3つの島からなる島前の魅力とは?

島根県の隠岐諸島

島前には、小さいながらも希有な自然が残る「知夫村(ちぶむら)」、ダイナミックな景色に目を奪われる「西ノ島町(にしのしまちょう)」、そして、宝のような海産物に出会える「海士町(あまちょう)」の3つがあります。それぞれの島で継承されている文化や貴重な見どころスポットがたくさん残されているので、訪れる人々が魅了される理由がよく分かりますね。

 

島前3島の間を移動できる内航船に乗ろう!

内航船フェリーどうぜん
車を積むことができる内航船「フェリーどうぜん」

島前の知夫村にある来居港(くりいこう)、西ノ島町の別府港(べっぷこう)、海士町の菱浦港(ひしうらこう)、この3つの港を行き来するのが内航船と呼ばれている船。

内航船には小型の「いそかぜ」と、車を積むことができる「フェリーどうぜん」の2種類があります。2隻ともバリアフリー対応がされているので、車いすを利用される方も乗船可能です。

島前3島の間は「フェリー」や「高速船レインボージェット」でも移動は可能ですが、内航船の方が安価であるだけでなく、本数も多いので船旅にもオススメ!また、地元の人たちが日常的に利用している内航船に乗れば、島の生活をプチ体験することができます。


内航船に乗船する際に覚えておきたい注意点


本土と隠岐を運航する「フェリー・高速船レインボージェット」と「内航船」とでは、運航会社が全く別だということ。フェリーと高速船レインボージェットの運航は「隠岐汽船(株)」。内航船は「隠岐観光(株)」です。

従って、同じ港でも切符を購入する窓口や待合室、乗船場所が異なるのでくれぐれも注意が必要です。船を乗り間違えちゃった!なんてことにならないよう、気を付けましょうね。

また、内航船「フェリーどうぜん」は名前に“フェリー”とありますが、あくまでも内航船です。隠岐汽船(株)の運航する「フェリー」とは違うので覚えておきましょう。

 

知夫村の「来居港」から内航船で出発!

知夫村 来居港 仮設ターミナル

知夫村の来居港は、現在リニューアル中。今年度の完成を目指して建設中ということで、仮設のターミナルが設置されています。ターミナル内には隠岐汽船や知夫里島観光協会の窓口があります。

知夫村 来居港 仮設ターミナル

仮設ターミナルの中はキレイで、コインロッカーも用意されています。島のパンフレットなども沢山置いてあるのでグルメや観光の情報収集にも便利。待合室では、ユーモア溢れる妖怪たちがベンチになってお出迎え♪ゲゲゲの鬼太郎で有名なのは境港ですが、実は隠岐にもルーツがあると言われていて、島内の各所で妖怪を目にすることができます。

知夫里島観光協会

知夫里島観光協会では隠岐の名産品や、可愛いお土産の販売も行っています。レンタカーや観光船の受付もあり知夫村観光の起点となります。分からない事があればまずは気軽に訪ねてみましょう!

知夫村 来居港 内航船どうぜん

こちらが、内航船「フェリーどうぜん」の乗り場です。内航船は専用の乗り場があり、そこから乗船しますが、「フェリーどうぜん」と「いそかぜ」の各乗り場は、150mほど離れているので注意しましょう。来居港は、内航船の待合室はあるものの、切符を購入する窓口はないので、船内で直接船員さんに運賃を支払います。

知夫村 来居港 内航船いそかぜ

こちらが「いそかぜ」の乗り場。看板の横に「いそかぜ」の時刻表と小さく記載があります。

この来居港には、隠岐の中でも他の島と1つだけ異なる点が。それは、高速船レインボージェットの寄港がないということ。島後や本土へ高速船レインボージェットを利用して移動する際は、別府港または菱浦港での乗り換えが必要となるので十分注意しましょう。

知夫村の詳しい情報は「知夫里島観光協会」のホームページをご覧ください。島の見どころはもちろん、季節毎の行事やグルメなど、活気あふれる知夫里島を知ることができますよ♪

知夫里島観光協会 公式ホームページはこちら
の~んびり ちぶり

知夫里島観光協会
〒684-0100 島根県隠岐郡知夫村1730-6 [MAP]
TEL:08514-8-2272

来居港
〒684-0100 島根県隠岐郡知夫村1730-6 [MAP]
<お問い合わせ>
【 内航船について 】
TEL:08514-6-0016[隠岐観光(株) 本社]
【 フェリーについて 】
TEL:08514-8-2359[隠岐汽船(株) 来居扱店
※高速船レインボージェットの寄港はありません

 

絶対行きたい!知夫村の魅力スポット

隠岐 知夫村 赤壁
時刻とともに様々な表情を見せる「赤壁」

内航船に乗る前に知夫村の魅力を少しご紹介。知夫村の魅力はなんといってもダイナミックな自然が多く残っていること。なかでも絶対に行きたいのは国の名勝天然記念物にも指定された由緒あるスポット「赤壁」。約1kmにわたり赤、黄、茶色などの鮮やかな色の断崖絶壁が続き、最も高い所では200メートルにおよびます。特に夕日の時間の景色はドラマティクで「赤壁サンセット遊覧船」からその姿を望むことができます。

隠岐 知夫村 赤ハゲ山
隠岐の島々をはじめ本土の島根半島まで大パノラマの景色を楽しめる「赤ハゲ山」

 

内航船「いそかぜ」に乗ろう!

隠岐の船旅 内航船いそかぜ

小型の内航船「いそかぜ」は、島の人々が気軽に利用する乗り物のひとつです。本数も多く速いので、まさに島前の人々には欠かせない存在!船内はコンパクトながらしっかりとした作りで安心して乗船することができます。

隠岐の船旅 内航船いそかぜ

小型船の「いそかぜ」は大型の船に比べて海に近いので、その分スピードが速く感じます。デッキに出れば船の迫力を感じられ、小型ながらも、スピーディーに島前の海を走り抜きます。また、夜間の運行では、運が良ければ船の航跡に沿って光り輝く夜光虫を甲板から眺めることもできます。

 

歴史と海の幸に恵まれた宝の島「海士町」の菱浦港に到着!

隠岐の船旅 海士町 菱浦港 キンニャモニャセンター

知夫村の来居港を出発して約20分。木のぬくもりを感じられる素敵な建物で出迎えてくれるのが海士町の「菱浦港」です。菱浦港のターミナルとなる建物は「キンニャモニャセンター」と呼ばれ、海士町を訪れる人々を温かく迎えてくれます。このユーモア溢れる名前は、隠岐民謡「キンニャモニャ」に由来して名づけられました。

隠岐の船旅 海士町 菱浦港 キンニャモニャセンター
隠岐汽船のフェリー・高速船の窓口がある施設1Fの中央フロア

建物内のセンターに飾られている大きなしゃもじは、「キンニャモニャ」を踊る時に使うしゃもじを大きくしたもの。この施設内には、船の窓口だけでなく、様々な施設が集約されているので、船の待ち時間を利用して楽しめるスポットがいっぱい!

隠岐の船旅 海士町 菱浦港 内航船
夜22時台にある最終便の運航時間まで利用できる内航船の待合室

菱浦港にある内航船の待合室には乗船券売り場の窓口と発売機があるので、切符を購入できます。事前に切符を購入しなくても、直接船員さんに運賃を支払ってもOK!※車両を載せる場合は窓口で切符の購入が必要です。内航船の乗り場にも分かりやすく看板が設けられています。

海士町 菱浦港 キンニャモニャセンター 船渡来流亭
海の眺めと共に海士の幸を堪能できるレストラン「船渡来流亭(せんとらるてい)」

ターミナル2階にはレストランも設置されているので、ランチ時や小腹がすいた時もバッチリです。

海士町 船渡来流亭 岩ガキ 春香
希少価値が高く首都圏でも人気の海士町のブランド岩ガキ「春香」を抜群の鮮度で味わえる

レストランでは、海士町のお米や旬の野菜の他、特殊な冷凍技術を利用し、食材が持つ素材本来の旨みを味わうことができるメニューを提供しています。

海士町 キンニャモニャセンター しゃん山
新鮮な海の幸はもちろん、海士町で収穫された農作物が並ぶ

また、「しゃん山」というお店では、海士町で収穫された新鮮な野菜・果物・加工品などが並び、また、お隣の海士町漁協の直売所「大漁」では海の幸も購入できます。海の幸も畑の幸も沢山の商品を見ると、離島でありながら環境に恵まれた島の豊かさを実感できるでしょう。

海士町 島じゃ常識商店 シルクスイートサンデー
海士町産のさつまいも「シルクスイート」を使用したサンデー

島の名物を堪能した後は、ちょっと面白いお店に行ってみましょう。その名も、「島じゃ常識店」!一体どんなものに出会えるのがワクワクしますね♪店内には、島のお土産が盛りだくさん。お土産にピッタリな「キンニャモニャ」を踊る時に使うしゃもじや、船旅ならではの「お見送りの紙テープ」まで取り揃えています。さらに、ここはご島地スイーツを楽しめる数少ないお店。なかでも、サンデーソフトは島で採れる季節の野菜や果物を使った手作りソースが自慢です。

海士町観光協会

そんな海士町の魅力をもっと知りたい時は海士町観光協会へ♪「キンニャモニャセンター」の1階にあります。荷物を無料で預かってもらえるサービスもあり、親切に対応してもらえます。

海中展望船あまんぼう

また、半潜水型展望船の「あまんぼう」の受付も行っています。驚くほど透き通った隠岐の海中の世界を楽しむことができます。夜にはナイトクルーズがあり、夜光虫の神秘的な輝きを見れることも。

ホームページには島の魅力や詳しい観光スポットなどの情報が満載です♪訪れる前には、一度チェックしてみてくださいね。

海士町観光協会 公式ホームページはこちら
海士の島旅

海士町観光協会
〒684-0404 島根県隠岐郡海士町福井1365-5  [MAP]
TEL:08514-2-0101

菱浦港
〒684-0404 島根県隠岐郡海士町福井1365-5  [MAP]
<お問い合わせ>
【 内航船について 】
TEL:08514-2-0272[隠岐観光(株) 菱浦営業所]
【 フェリー・高速船について 】
TEL:08514-2-0055[隠岐汽船(株) 海士営業所

 

内航船「フェリーどうぜん」に乗ろう!

内航船 フェリーどうぜん

島内を運航するもうひとつの内航船が「フェリーどうぜん」です。“フェリー”とついていますが、内航船なのでご注意を!「いそかぜ」が小型船なのに対して、こちらは大型の船。大きな船内には行先がきちんと記されています。

内航船 フェリーどうぜん

座席も少しゆったり。大きい窓からは、海や遠くの島々を眺めることができますね。これぞ船旅の醍醐味です♪

内航船 フェリーどうぜん

また、こちらは自動車航送が可能なので、本土から車を持ってきた場合でも安心♪もちろん、レンタカーを借りたまま島前の各島を巡ることもできます!

 

感動的な絶景に出会える西ノ島町「別府港」に到着!

西ノ島町 別府港
フェリー・高速船が着船する第1ターミナル。奥には第2ターミナルが隠れている。

海士町の菱浦港を出発して約15分ほどで西ノ島町の「別府港」に到着します。別府港は比較的規模が大きい港でターミナルも第1・第2に分かれています。港にはタクシーやレンタカーがあるので観光にも便利ですが、数に限りがあるので事前に予約をするのが良いでしょう。

西ノ島町 別府港
第2ターミナルの横に着船する内航船「いそかぜ2(いそかぜの代替船)」と待合室

注意が必要なのは、内航船の「いそかぜ」「フェリーどうぜん」は乗り場が離れていて待合室も別々です。港には、フェリー、高速船、観光船、内航船など、色々な船の乗り場があり、それぞれバラバラに離れているので、良く確認した上で船を待ちましょう。もちろん案内看板はありますが、分からない時には、すぐさま人に聞くのが一番!

西ノ島町 別府港
第1ターミナル側から見た「フェリーどうぜん」

特に「フェリーどうぜん」は第1・第2ターミナルから乗り場が離れているので注意しましょう。

西ノ島町 別府港

また、「フェリーどうぜん」の乗り場の直ぐ横にある建物が窓口・待合室になっていて、内航船の切符はここで購入します。観光船の窓口・待合室と一緒になっています。

西ノ島町 別府港
観光船と内航船の窓口の他にもタクシーやレンタカーの受付もある。

西ノ島町観光協会

自然豊かな西ノ島町の魅力をたくさん紹介してくれるのが「西ノ島町観光協会」。フェリーの第2ターミナルに観光案内所が設けられています。窓口では宿泊や観光に関する予約の受付、レンタサイクルの貸出、手荷物預かりなどのサービスを行っています。

もちろんホームページもあるので、チェックしてみてくださいね。ガイド付きツアーやマリンスポーツなど、たくさんの情報が満載です♪

西ノ島町観光協会公式ホームページはこちら
西ノ島町観光協会

西ノ島町観光協会
〒684-0303 島根県隠岐郡西ノ島町美田八幡の前4386番地3  [MAP]
TEL:08514-7-8888

別府港
〒684-0303 島根県隠岐郡西ノ島町美田八幡の前4386番地3 [MAP]
<お問い合わせ>
【 内航船について 】
TEL:08514-7-8412[隠岐観光(株)  別府営業所]
【 フェリー・高速船について 】
TEL:08514-2-0055[隠岐汽船(株)  西ノ島営業所

 

西ノ島町の魅力

西ノ島町 摩天崖
「摩天崖」(写真:西ノ島町提供)

それでは、西ノ島町の魅力をご紹介しましょう!ここはもともと火山島だったので、海岸に奇岩や怪礁の姿がそのまま残されています。海抜257mの大絶壁が眼下に広がる「摩天崖(まてんがい)」や、隠岐を代表する景勝地「国賀海岸」を一望できる「赤尾展望所」は外せないスポット。また、釣りやマリンスポーツが盛んに行われているので、離島ならではアクティビティーに参加するのもいいですね!

西ノ島町 赤尾展望所
国賀海岸を一望できる人気のスポット「赤尾展望所」からの眺め

西ノ島町 シーカヤック
シーカヤックでの洞窟探検や夕陽鑑賞ができるツアーも楽しめる

 

船旅を満喫♪島前3島周遊パスを利用しよう!

隠岐 内航船 島前3島周遊パス

島前の3つの島を巡る船旅にオススメなのが、周遊パスです。1日600円、もしくは2日間1,000円で内航船が乗り放題なので、かなりお得♪各港にある観光協会(観光案内所)で購入可能です。

1日2回乗れば元がとれるだけでなく、乗船の際にパスを提示するだけでOKなので乗船券を購入する手間も省けて、一石二鳥♪お財布にもやさしい周遊パスで、島前の船旅をぜひ楽しんでくださいね。

島前内航船の時刻表はこちら
平成29年 島前内航船 時刻表[PDF形式(102KB)]

 

本土と隠岐諸島を結ぶ「フェリー・内航船レインボージェット」についてはこちら
絶景を巡る!隠岐の船旅「フェリー・高速船」編