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歌:三原 藤枝さん(大東町 明治32年生まれ 昭和43年収録) |
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うちの後ろの竹藪に スズメが三羽とまって
一羽のスズメがいうことにゃ
よんべ呼んだ花嫁ご 今朝の座敷に座らせて
畳三枚 ござ三枚 六枚屏風を立てつめて
しっぽりかっぽり 泣かしゃんす
何が不足で泣かしゃんす
何だり不足はないけれど
わしが弟の千松が 西のホウラへかね掘りに
かねども掘るやら掘らぬやら
一年たっても戻らんが
二年たってもまだ戻らん
三年ぶりのついたちに
人をごせとの状が来た 人はやらぬがわしが行く
後の田地はどげしゃやら 後のの田地はかねにして
親に三貫 子に四貫 ついた伯母ごに四十四貫
四十四貫の銭金ためて
高い米こうて船に積む 安い米こうて船に積む
さっさ行こ行こ都まで 都もどりに何もろた
一にこうがい 二に鏡 三にさらさの帯もろた
帯はもろたがくけてない
くけてごっさい伯母ごさん くけよくけよと思えども
夜中すぎてはくけられず 帯にゃ短し タスキにゃ長し
山田薬師の鏡の吊り緒に
ちょうどよかろ ちょうどよかろ
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