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収蔵作品
 
1番細部まで工夫 神聖な傑作  西往寺の龍
西往寺の龍画像
年代
明治18(1885)年
作者
安田鹿市
児島嘉六
(いずれも西往寺の墨書による)
場所
仁摩町仁万
解説
 仁摩漁港の近く、古い町並みを残す一角にある西往寺。向拝(本堂のひさし)の下に迫力ある作品群が見るものに迫ってきます。作品群とは、中央の「龍」と両側の「安珍清姫」「金毛九尾の狐」。そのなかでひときわ力強い作品が、中央の雌雄の「龍」。幅3.8メートル、高さ1.2メートルの大きさで漆喰塗りの額縁の中に納められています。
鏝絵博士の豆知識
「完成された技法」

 西往寺の「龍」こそ、石見地方に散在する鏝絵のなかでも、最高傑作と呼ぶにふさわしい作品です。青い背景が今も鮮やかで、細部まで工夫が凝らされています。見る角度を考慮に入れた鏝さばきは見事で、神聖さを感じさせる作品であり、石州左官の技術の高さを伝えるものです。
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