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解説 |
仁摩町馬路地区に、井沼田助四郎(1845-1929)の生家があります。助四郎は、松浦栄吉とともに、石見左官を代表する名工として知られ、腕利きとして聞こえが高かったといいます。助四郎の生家には、名工の傑作が残されています。天井の中心飾りには、「牡丹に唐獅子」と「五三の桐に蝶」。仏壇の上の壁には、「つがいの鶴」が彫刻され、名工の技を今に伝えています。 |
鏝絵博士の豆知識 |
「優秀さで全国に名を知られた石州左官のメッカ・馬路(仁摩町)」
かつて、「石州左官」「石州大工」といえば、優秀さの代名詞でした。なかでも、馬路地区は多くの名工を輩出した、まさに、石州左官のメッカともいえる土地です。当地の職人が全国で高い評価を得たのは、技術が優秀であったことはもちろんですが、真面目で一生懸命働き、研究熱心であったからです。 |
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