美肌県しまね うるおい研究室美肌県しまね うるおい研究室

美肌たび 研究日記diary

日本最古の自然と神話の里、
雲南市を巡る

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雲南市は島根県東部の山間地域に位置します。神話の伝説も数多く残り、日本最古の書物「古事記」にも登場する古い歴史を持つ場所です。湯上りつるつるになれる美肌温泉や人気のワイナリーを巡りながら、心身ともに清らかになれるスポットを探ります。

いくつもの“はじまり”を持つ「須我神社」

雲南市大東町須賀にある「須我神社」は、出雲神話に登場する「ヤマタノオロチ退治」でも有名な須佐之男すさのおのみことにまつわる神社です。
神話のエピソードは「古事記」に残されています。
オロチ退治を終え妻の稲田比売いなたひめのみことと共に暮らす土地を探していた須佐之男命が、この地へ来た時に「心が清々(須賀須賀)しくなった」ことから当地に宮殿を造り、落ち着きました。そして「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」と和歌を詠みました。ここで日本初の宮を建て、そして日本で最初の和歌を詠んだのです。
「須賀」の地名も「出雲」の国名も、この須賀の地で生まれたと言われています。

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須佐之男命が須賀で感じた「清々しさ」とは…。
そんなことをぼんやり考えながら神社を参拝します。

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“はじめて”が多い縁起の良い神社です。
高く空へと伸びる巨木に囲まれた社や、鬱蒼とした山深い場所にある奥宮の「夫婦岩」から感じるのは大地の力。
古くから特別な場所であったことが実感できる聖なる場所。
特に奥宮のひんやりとした湿気ある空気は、情報量の多い日々をきれいに精算してくれて、乾いた心を潤してくれます。ここには人為の及ばない、神秘の世界が広がっていました。

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須佐之男命が自分と妻とのこれからをここで見つけたように、迷った時にここへ来ると何かを見つけられるかもしれません。
この日私が見つけたのは、心がほぐれて柔らかくなるような静穏なひと時。都会暮らしからくる日々の疲れをさっと取り去ってくれる、癒しの時間となりました。

しまね観光ナビ「須我神社」
https://www.kankou-shimane.com/destination/20448

太陽を浴びて心も晴れる農園さんぽと
オープンエアなカフェ「奥出雲葡萄園」

奥出雲葡萄園は木次エリアの「食の杜」内にあります。
県内の牛乳メーカー・木次乳業を母体として作られたワイナリーで、20年前に今の場所に移転してきました。
3.3ヘクタールの農園にぶどう品種10種類、少量生産の品種も合わせるともっと多いといいます。人気の品種「小公子」をはじめとして、シャルドネやカベルネ・ソーヴィニョンなどが作られています。
木立の中をくぐり抜け、奥出雲葡萄園へ到着。

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ぶどう畑は建屋がある小高い場所から見下ろすことができます。
足元には沢山の野の花が咲き、シロツメクサやクローバーでできたふかふかの絨毯の上を歩いているようでした。

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見ているこっちが元気をもらえるような明るい緑の粒々が眩しく輝く、たわわなぶどうが順調に育てられています。
蒸し暑い日も寒い日も、丹精込めて作られるぶどう。この日も朝早くから手入れが始まっていました。

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ここではワイナリーの他、ショップ、ギャラリーなどが併設されています。
ショップではワインはもちろんのこと、地元の産品、またセレクトされた各地の良品が揃っています。
ドライブのついでに立ち寄るのもいいですね。

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近年は「アルコールは健康に悪い」という考え方から、「健康のために適度なお酒を」という節度を持って楽しむ考え方も提唱されてきています。
特に赤ワインに含まれる抗酸化物質のポリフェノールは、アンチエイジング効果も期待されています。
適度なお酒でリラックスして、お気に入りのワインでゆったりとした楽しむ時間こそ、美しさを育むアンチエイジングの原点なのかもしれません

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「庭のカフェ」は3年前にオープンした屋外レストラン。
ぶどう畑を見渡せるロケーションで焼き立てのピッツァやスイーツを食べられます。

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島根県安来産小麦とイタリア小麦を配合した生地は軽い食感。イタリア産トマトのソースは程よい酸味で、木次乳業のモッツァレラチーズのコクが引き立ちます。
農園で育てられた香りの良いバジルが乗せられ、シンプルながらもそれぞれの食材の旨味を存分に引き出す「ピッツァ マルゲリータ」です。

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食事と共にいただいた「ぶどうジュース」は、糖類、酸味料、香料無添加のぶどうそのままをドリンクに。
ショップでも販売されていて、飲んだ人はきっと買いたくなっちゃうんじゃないでしょうか。

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食事をしない人にオススメしたいのが木次乳業ブラウンスイス牛乳を使ったソフトクリーム。
冷たいアイスの奥の方から口の中に広がる、ミルク本来のコクと甘さ。
緑の中で食べるソフトクリームはまた格別な味でした。

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こうして食材や栄養成分、また、料理に使われている食品の良さなどを書きながらも、一番おいしく、健康になれるのは「どんなところで、どんなシチュエーションで、誰と食べるか」なんですよね。
自然に抱かれつつ、眼にも優しい新緑を全身に感じながらの奥出雲葡萄園は、格別な体験となりました。

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しまね観光ナビ 「奥出雲葡萄園」
https://www.kankou-shimane.com/destination/21330

地元で大人気の温泉で日帰り&足湯体験「出雲湯村温泉 公衆浴場 元湯 漆仁の湯」

出雲湯村温泉は一級河川斐伊川沿いにある温泉地。川の心地よい音を聴きながらゆっくりと温泉に浸かれるとして大人気の場所です。
昭和の初めごろには7軒の温泉旅館があり共同で漆仁の湯を利用していたとのことですが、現在は管理運営を行ってきた「湯之上館」と川向うの国民宿舎の2軒だけとなっています。この温泉地の歴史はというとさらにさかのぼり、歴史書「出雲国風土記」には「薬湯」と紹介されており、古の時代から人々に愛されてきた温泉であることがわかります。
斐伊川沿いの足湯にはお休み処スペースもあり、川風吹き抜ける和テラスといった佇まいです。

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泉質はアルカリ性単純温泉。男湯、女湯、家族風呂に加え、無料で入れる足湯があります。
泉温は43度とちょうど良く、沸かす必要も水で薄める必要もない、無加温無加水の純度の高い温泉です。
「美肌の湯」と言われる温泉は島根県内にも日本全国にも沢山ありますが、どこからでも山と川の景色が眺められ気持ち安らぐ出雲湯村の環境が、より心と体にくつろぎを与えてくれる気がします。

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時間がない旅の途中でも、着替える必要がない足湯は気軽に楽しむことができますね。
川の流れや鳥のさえずりなど自然の音に包まれながら足もとからじんわりとリラックス。
足を温めるだけでも体全体の温浴効果や血行を促進させて、旅の疲れがほぐれました。

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季節には蛍が飛び交いかじかの鳴く声がしみじみと響き渡る、自然いっぱいの雲南の湯どころ。熱すぎないのでゆっくり浸かれるのも魅力です。
宿に泊まってゆっくりでも足湯に立ち寄るでも、絶対に後悔しないリフレッシュの時間となること間違いなしです。

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しまね観光ナビ 「出雲湯村温泉 公衆浴場 元湯 漆仁の湯」
https://www.kankou-shimane.com/destination/23193

うるおいとマイナスイオンのシャワーを
浴びに行く「龍頭ヶ滝」

小さな山登りを経てたどり着く、大きな滝つぼを持った勇壮な姿、龍頭ヶ滝。
渓谷美を放つ山道を少し歩いたところにあります。

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駐車場からは細い道が続き、橋を渡ったところからは木の階段が作られています。雨の日は少々滑りやすいので足もとはしっかりとした靴で行くことをおすすめします。
道沿いに流れる清流には天然記念物のオオサンショウウオが生息しているとのこと…。川を覗いてみたけれど出会うことはできませんでした。

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次第に水音が大きくなり始め、階段を登り切ったところに滝が現れます。落水した水圧で風がふわぁっと湧き上がり、捲き込んだ水滴がシャワーのように降り注ぎます。微細なミストが大気中に充満しひんやり、しっとり。

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滝のまわりにある植物からは生命力の強さが感じられ、まるでこの滝全体が聖域のようでした。
不浄なものが一気に落ちて、整う感覚。
見るもの全てが新鮮で、清爽な空気に満ち溢れていました。

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しまね観光ナビ 「龍頭が滝」
https://www.kankou-shimane.com/destination/20307

文:西村 愛 
監修:島根県立大学 看護栄養学部 今中美栄 教授

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