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食べるfood

ゆず

たわわに実る黄色い宝石。
香りの成分“ユズノン”でリラックス

ゆず

冬の柑橘の代表格である“ゆず”。 爽やかで少し苦みのあるその香りに癒されるという人も、多いのではないでしょうか。

ゆずは「香酸柑橘」で、普段私たちが食べるみかんやオレンジといった甘い柑橘とは別に分類されます。香酸柑橘とは、ゆずをはじめとしたスダチやレモンといった、食べるには酸っぱいけれど香りが良いもののことを指し、主に薬味や調味料として使われます。
スーパーにゆずが並んでいるだけで良い香りが周囲に放たれ、思わず癒された気分になったという人もいるのではないでしょうか。香りを嗅いだだけでリラックス効果があり、またぬくもりを感じるような印象で、和の香りのひとつと言っても良いかもしれません。
この香りの成分は「ユズノン」といい、特に皮に多く含まれています。表皮にある油胞が潰れることによって香気成分が放出され、ゆず本来の香りが広がるというわけです。

日本では昔からゆずを日常に取り入れ、冬至の日に「ゆず湯」に入ると風邪を引かないなどと言い伝えられてきました。これは冬至を「湯治」、ゆずを「融通」とかけた、江戸時代の粋な語呂合わせから来ています。

島根県の西部地区ではゆずの生産が盛んです。
作付面積は25ヘクタール、年間収穫量162トンで、温暖な気候を生かし生産が行われています。

益田市美都町の地元のゆずを使った「ゆずっこ」は、酸味を抑えつつゆずの風味を大切にした、飲みやすく爽やかな味わいのドリンクです。黄色いパッケージとゆずのイラストで見つけやすいのもいいですね。

仕事の合間のほっと一息、ゆずの香りでリラックスできるおいしい飲料。片手で持てるサイズで、プルタブを開けたらそのまま飲めるのもいいですね。
お土産にもぴったりです。

文:西村 愛 
監修:島根県立大学 看護栄養学部 今中美栄 教授

ゆず

関連リンク ゆず(美都町特産観光協会)
https://mitocho-kankou.jp/products/

美都温泉(美肌県しまね 温泉旅)
https://www.kankou-shimane.com/spa/detail/56_mito
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