美肌県しまね うるおい研究室美肌県しまね うるおい研究室

おみやげsouvenir

さんべの熟成コチュジャン

発酵のチカラを料理にプラス
熟成みそ使用の韓国風調味料

大田市の大山隠岐国立公園三瓶山にある「山の駅 さんべ」は、三瓶山西の原で気軽に立ち寄れる休憩所。オリジナルの熟成みそを使って作ったコチュジャンを使用した「さんべサーモンユッケ丼」や「いわみポークのビビンバ丼」などの食事をしたり、お土産を購入したりすることができるスポットです。

かつてはどの家庭でも作られていた、それぞれの家庭の味が詰まった“みそ”。みそは大豆を主原料とし、麹と塩を用いて、発酵させて作ります。発酵食品は麹菌や乳酸菌、ビフィズス菌などの働きにより、食材を消化吸収しやすい形に分解し、またビタミンCなどの抗酸化作用により、免疫力アップや細胞の活性化、新陳代謝を促進する効果があると言われています。
大豆からつくられるみそには、腸内の環境を整えてくれるビフィズス菌のえさとなるオリゴ糖も含まれるため、腸活を促すことのできる優秀な調味料でもあります。
わたしたちの暮らしの中に常にあった味であり、健康と美容には欠かせない食材です。

「山の駅 さんべ」では、手間ひまかけて作るみそ文化を大切にしてほしいという想いから、自家製の熟成みその製造だけでなく「手前味噌キット」を開発販売し、みそ作りの楽しさを伝えています。
材料は、三瓶町産大豆、同町「ファーム浮布(うきぬの)」のコシヒカリ、大田市の海水を手作業で焚き上げた「百済浦(くだらうら)の藻塩」で、三瓶山で育った大豆とお米と麹を丁寧に仕込みゆっくりと寝かせて熟成させてできたのが、無添加の「さんべの熟成みそ」です。

2021年春には熟成みそをアレンジした「さんべの熟成コチュジャン」が完成。
隠し味に少し入れるだけでも旨味と辛味がぐっと食材を引き締め、まとまりのある味にしてくれます。唐辛子の辛さはマイルドで、2年ほど置いたみそを使ったコチュジャンは言うなれば“甘うま”。私たちの日常にもなじむ味付けです。 レシピはSNSで公開されているのでお土産に買って帰って、おうちで簡単に美味しく楽しめます。

また、このみそと地元の白ネギを使った「さんべのねぎみそ」も発売中です。
このネギみそは地元の小学生とともに作り上げたもの。ふるさと学習の一環でレシピ考案、最後にみんなで一番おいしかったネギみそを投票で決め、それを実際に形にした、子どもたちが一生懸命関わった商品です。 簡単にスーパーで購入できるみそですが、多くの人たちの手が加わりゆっくり丁寧に育てられたみそは、その味わいもひとしおです。

文:西村 愛 
監修:島根県立大学 看護栄養学部 今中美栄 教授

さんべの熟成コチュジャン

問い合わせ先 山の駅さんべ
0854-83-2053(冬季休業あり)
yamanoekisanbe@necco-sanbe.co.jp
HP リンクはこちら
トップに戻る