日本が原種である椿は、古事記や日本書紀などにも登場し、珍重されてきた花。出雲地方に伝わる地誌「出雲国風土記」にも、出雲地域に自生する草木のひとつとして記載されています。
椿はその花を愛でるだけでなく、椿の実からとれる油が貴重品として扱われました。古くは遣唐使の献上品や年貢として、そして現代では食用油やヘアケア製品などに利用されています。
雲南市大東町にある「心の駅 陽だまりの丘」は2000年に開館した、自然やアクティビティを楽しめるテーマパーク。ここには6百種2,000本の椿が植えられ、見頃である2月～5月には園内に遊びに来る人たちの目を楽しませます。「椿まつり」も開催され、品種によって徐々に開花する椿を長く楽しめる場所として人気です。
荒廃した農地を再生したい、また観光にも役立てたい。そんな想いで植えた椿。
2019年、その椿を使った製品が開発されました。それが、種子を使った100%椿油の「出雲椿生しぼり油 叶椿（つばき）」です。
16キロの種子から約4.5Lが精製され、無香料・無着色・無鉱物油。素材の力を信じ、日本伝統の純粋な植物性油脂をボトリングした製品です。
人々の心を和ませたいと植えた椿が形を変え、今度は人々の肌をいたわってくれるコスメとしてこの世に生み落とされました。
椿の硬い殻を割り、種を出して、３度にわたって油を搾ります。一般的なオイルの精製に使われる熱処理は一切行わず、ゆっくり丁寧に搾ることで余分なものが混ざらず、酸化しにくいオイルが出来上がります。
「生の椿オイル」の主成分は“オレイン酸”。保湿力が高く、肌への浸透も良いので、肌に潤いを与えてくれます。また椿オイルに含まれる“サポニン”は、紫外線などから肌を守ってくれ、活性化を促す効果があります。
美肌だけでなく、美髪、美ボティなど、全身のスキンケアに効果のある万能美容オイルです。
さらにこの叶椿オイルを配合した石けん「出雲椿生しぼり石けん 叶椿」もあります。
優しいクレンジング効果と、しっとりとした洗い上りがとても嬉しい石けんです。
華やかなパッケージで目を引くデザインは、県内の企業が担当。
これには椿油に加え、北海道美瑛産の「小豆・しゅまり」エキス、北海道産「はちみつ」も配合しています。
小豆に含まれる“ポリフェノール”の抗酸化作用、皮膚の乾燥を防ぎ保湿効果のあるはちみつなどの効能をプラス。こちらも無香料・無添加・無鉱物油・石油系界面活性剤無添加で、肌に優しい成分たっぷりです。
ふわふわの泡立ちが心地よく、スッキリとした洗い上がり。泡立てネットが付属されているのもうれしいです。
かわいらしさと高級感を備えた華やかなパッケージで、女性へのプレゼントにもぴったりです。
文：西村 愛
監修：島根県立大学 看護栄養学部 今中美栄 教授
出雲椿生しぼり石けん 叶椿（つばき）
| 問い合わせ先 | 心の駅 陽だまりの丘 0854-43-8181 |
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| HP |
叶椿せっけん 叶椿油 |
