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ムロカミヤマ(アサリフジ)

室神山(浅利富士)

江津市浅利町の南部、標高246mの後期中生代から古第三紀に墳出した火山性堆積物でできた山です。通称「浅利富士」の名で親しまれています。また家の屋根に似るところから「屋上(やがみ)の山」、土瓶をふせた形から「どびん山」更に「高仙山」と呼び名は多いです。

柿本人麻呂の歌に「……大船の渡(わたり)の山の黄葉(もみちば)の散りの乱(まが)ひに妹が袖さやにも見えず、妻隠る屋上の山の……」(『万葉集』巻二の135)と詠まれ、「大船の渡の山」は、現在の江の川のほとりの渡津町付近の山々です。「屋上の山」は室神山を示すものといわれます。山頂には高仙地蔵が祀られ、例祭には参詣人も多く、またハイキングコースにもなっています。

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