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中海・宍道湖の水鳥

中海や宍道湖に渡来する水鳥は、大きく分けてシギやチドリ類に代表される旅鳥と、ハクチョウに代表される冬鳥に分けることができる。旅鳥とはその名のごとく旅の途中に立ち寄る鳥のことで、中海や宍道湖周辺は、旅鳥の重要な中継地点となっている。特に斐伊川河口部、宍道湖北岸の潟ノ内(かたのうち)周辺、飯梨川(いいなしがわ)河口部は本県でも有数の旅鳥の渡来地である。これまでに中海・宍道湖一帯で観察されたシギ、チドリ類は約50種にのぼっている。
 一方、冬鳥とは、シベリアなどで繁殖した鳥たちが、寒さをさけるため冬期に南下してくるものをいい、カモやハクチョウがこの代表的なものである。中海・宍道湖に渡来するカモ類は26種に及び、中でもキンクロハジロ、マガモ、ヒドリガモ、オナガガモなどは大群で渡来し、湖面を賑わせる。このほか天然記念物となっているマガンやヒシクイなども少数ながら毎年渡来する。
 また中海・宍道湖は、ハクチョウの南限渡来地として全国的に有名であり、昭和52年(1977)は700羽を超えた。一時、中海干拓などで飛来地をせばめられ、その数が減少していたが、近年は、宍道湖西岸の斐伊川河口や彦名干拓地、能義平野を中心に約1,200羽飛来している。

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