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賀茂神社

 京都上賀茂神社の末社で、祭神は賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)。
●賀茂神社蔵(古代出雲歴史博物館 寄託)の絵馬「板絵著色神馬図 二面」は、昭和52年(1977)指定の国の重要文化財。永禄12年(1569)の年号があり、狩野派の一級の絵師による芸術性の高い作品として貴重。著者は狩野治部少輔で「高雄観楓図屏風(国宝)」を描いた狩野秀頼。この絵馬はアメリカ建国200年記念の「日本神道美術館」に日本代表の一つとして出品された。その他、多くの町指定文化財がある。
●「次の日祭」は、京都の賀茂祭(葵祭)に由来すると考えられる祭礼。延文2年(1357)の代古屋文書によれば、旧暦4月の2番目の酉の日に執り行われた。新暦採用以降5月21日を日祭(本祭)としたようである。奉納される「傘鉾(=風流傘)」とその頂きに乗せる造り物は必見。
●「賀茂神社三十六歌仙」は元禄10年(1697)に奉納された(中型)2枚の他、大型15枚・小型32枚が伝わる。
●「賀茂神社狛犬 二対」は、一木造りの狛犬で室町時代頃の作と考えられる。
●「賀茂神社棟札 三枚」は、天文19年(1550)及び弘治4年(1558)の棟札と元亀4年(1573)の置札で、賀茂神社と毛利隆元・口羽通良、また大宅(高橋氏)の関係を物語る資料。
●「賀茂神社の社叢」は、鎮守の森を守るため指定、代表木には栢(カヤ)の木・いちょう・杉・すだしい・あすなろ などがある。
鳥井左側にある栢の木の神木は、鎌倉時代宇治川の先陣争いで名をはせた名馬池月を繋いだと伝承のある木であったが、文政11年(1828)の暴風で折れ、一部が神木として祀られたもの。また、栢の木の二代目も老大木となり倒木による危険性が拭えないことから平成21年(2009)に伐採、初代と共に祀られている。

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