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サイレンジ

西蓮寺

<由緒>永禄三年(一五六〇)下口羽の琵琶甲城主(初代)口羽下野守通良が創建。真言宗観世音 西蓮寺と号した。天正四年(一五六七)石山合戦中の最中、口羽通良は毛利氏の家臣の一人としてよく奮戦して石山本願寺へ兵糧武器等を送り届けた。浄土真宗十一世宗主 顕如上人の御感あさからず。その縁あって通良は、以来顕如宗主に深く帰依して、翌年、元可(三男)へ泉秀と法名を賜り、この寺の住職とした。爾来、浄土真宗に改宗、寺領の寄進も受け、江戸時代には、徳川家の位牌所の一つ。
<桜門>町指定文化財。弘化三年(一八四六)起工、嘉永元年(一八四八)上棟。棟梁は、旭町「和田の匠」と呼ばれた名工 長山喜一郎で、その傑作として石見山門の一つにあげられている。桁行八・三メートル、梁行四・四メートル、棟高十一メートル、瓦葺二階建て、入母屋造り。一切金釘を使用せず、扉や庇、上欄等一部未完成の部分もあるが、素木の総欅造りである。階下に六頭の竜、四対の獅子、鶴と雲が十二、花に極楽鳥、正面に雲竜、階下には竜、獅子、鶴等、華麗な彫刻で飾られている。
<経蔵>寛永三年(一七五〇)に建立。町指定文化財。
<タラヨウ>町指定文化財。
幹周三・〇七メートルの大木。推定樹齢と経蔵建立後の年数がほぼ一致する。本州中部以西でで育つモチノキ科の樹木で寺院の記念樹、庭園樹としてよく植えられるもの。

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