日蓮宗久遠山妙蓮寺から100m西に位置する全長約50mの前方後円墳である。内部施設は割り石で構築された小型の横穴式石室を有し、玄室には大念寺古墳と類似したくりぬきの横口式家形石棺を置く。また、玄室と羨道とを区別している玄門は2枚の切石で観音開(かんのんびらき)状に閉塞され、他に類例をもたない構造である。
副葬品としては、金銅製鈴釧(すずくしろ)、丸玉、円頭大刀、刀子(とうす)、鉄斧、鉄鏃(ぞく)、馬具類、須恵器(すえき)などが発見されており、時期は6世紀後半に属する。県指定史跡。
住所 | 出雲市下古志町 |
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お問合せ先 | 出雲市文化財課 TEL:0853-21-6893 |
営業時間 | 年中見学可能 |
利用料金 | 無料 |
交通アクセス | JR出雲市駅からバス20分、出雲西高校入口下車徒歩20分 |
駐車場 | 有り(妙蓮寺駐車場) |