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カリヤギョウジトンド

仮屋行事とんど

 仮屋行事は正月5日ごろ行われる大田地方独特の正月行事である。仮屋は仮舎で、歳神を祀る仮の社であるが、今では町内の常設の堂や民家がそれにあてられる。当日は餅つきや仮屋の飾りつけをするが、これを世話する家を仮屋当番という。

 餅つきは臼に長い綱をつけ、子供がそれを町内中引きまわしていくのを、杵を持った数人の大人が追いかけながらつくのである。

 飾りつけは、まずシンボコ(神木)とよばれる青竹を門口に立て、そのまわりに注連縄(しめなわ)を張りめぐらして仮屋を清める。次に座敷の正面に歳徳神を祀って、そのまわりに大田地方でカリヤ面と呼ぶ荒神面、鬼面、天狗面などを、町内から持ちよって並べたてる。そして神前にはつきあがった鏡餅や御神酒、野菜、鯛などを供える。

 子供たちは一日中この仮屋の中で遊び、夕方人々が集まると、神職が祝詞(のりと)を奏上し、それが終わるとだんらんが始まるのである。

 翌日、竹や注連縄を焼くが、神聖祝されたこの火にあたると風邪をひかないといわれている。鏡餅は小さく切って町内に配り、面はそれぞれの家へ返し、歳徳神の宮は翌年の当番が預ることになる。この正月飾りを焼いて歳徳神を送る行事を「とんどさん」とよぶ。昔は正月半ばの14日に行われたが、最近は7日、8日ごろ行うところもある。左義長(さぎちょう)の火祭りに面を飾る風習は、大田町のほか近くの川合町、長久町、鳥井町でも行われている。

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