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松代鉱山の霰石

大田市駅から南西、石見銀山方面へ約4km。大田市久利町松代地区の石膏鉱山より産する珍しい鉱物。昭和34年(1959)国の天然記念物に指定された。
霰石は石灰石や大理石の主成分である方解石と同じ炭酸カルシウムの結晶で、霰に似た形をしているところから「霞石」と呼ばれる。

松代鉱山のものは、柱状の結晶が集まった直径10~50cm、大きなものは直径70cm以上の塊状で産し、色は黄色がかった乳白色、表面が美しい菊花模様になっている。
松代鉱山は、明治末期より採掘され、県内有数の石膏鉱山として繁栄したが、霰石はこの石膏の鉱脈に達するために掘り出された坑道の土砂の中より産出していたので、昭和40年(1965)以降、鉱山が閉山された現在、新しい産出を見ることはできなくなった。

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