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クロキヅタ

クロキヅタ

緑藻類のイワヅタ科に属する海藻で、明治43年(1910)に黒木御所近くの海で発見されたことから、この名がついた。
海藻とはいえ、胞子によって繁殖する他のものと異なって、ノコ切歯状に伸びた葉茎から新芽がでて増殖するところに特色がある。
また、この海藻は、紅海が原産地であり、紅海以東の地域では愛媛県の小島と、この隠岐諸島だけに分布している貴重なものである。そのために、大正11年(1922)3月には、国の天然記念物に指定されており、海藻ではわが国唯一の天然記念物指定種である。
隠岐では、黒木御所下の別府湾のほか、海士町の菱浦湾にもみられる。海底では、安山岩の礫をおおう有機物を含んだ泥土が分布する地域に広がっている。
水中での葉の色はエメラルドグリーンに似た深緑色で、3cmから60cmにまで伸びる葉もある。

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