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雲州そろばん(伝統産業会館)

仁多郡奥出雲町横田ならびに奥出雲町亀嵩で生産去れるそろばん播州そろばんとともに、全国的有名。

文化文政(1804~1829)のころ、旧仁多町亀嵩の大工村上吉五郎が、地主山根琴留の依頼で、芸州塩屋小八作のそろばんを修理した際、改良を思いつき、新たに製作した。当時は播州系の箱式そろばんが一般的だったが、球(たま)の形が不均等で、木質にも狂いが生じやすく、吉五郎は珠を梅財、桁を赤樫(かし)、芯は農家の煤竹(すすだけ)を用いてつくった。とくに珠の形を均一にするため、足踏みろくろを考案したのが画期的であった。

隣村の横田の大工高橋常作は、吉五郎の技術に、より改良を加えたろくろにより製造したが、2人共、製法を秘伝としたため、あまり発展しなかった。

しかし、近くの大工村上朝吉も球製造に成功し、入門料とひきかえに製造技術を公開したので、あちこちに製造者があらわれた。明治10年(1877)第一回帝国勧業博覧会に出品され、雲州そろばんとして名声を得た。

その後、横田を中心に大量生産を避け、家内工業による入念な製造に努めたので、質の良い高級そろばんとして人気をあつめている。

昭和57年(1982)3月、島根県ふるさと伝統工芸品に指定された。

また、昭和60年(1985)には国の伝統的工芸品にも指定された。

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