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足立美術館 秋季特別展「動物と花鳥の分野で新境地を拓いた画家 橋本関雪と榊原紫峰」

明治から昭和にかけて、京都を舞台に活躍した日本画家に、橋本関雪(1883~1945)と榊原紫峰(1887~1971)がいます。
関雪は、幼少より漢学を学び、高い教養のもと中国の古典や文学に着想を得た作品で評価されました。後年は、動物を主題とした作品が多くなります。
優雅で高い精神性を示す動物画は、関雪芸術のひとつの到達点といえるでしょう。
紫峰は、花や鳥に魅せられ、生涯花鳥画を描き続けた画家です。自然の美を隅々までとらえようと、日々の暮らしにも厳しく、真摯に制作に向き合いました。
清澄な作品からは、自然を見つめる紫峰の愛情深いまなざしがうかがえます。

本展では、動物画と花鳥画のそれぞれの分野で新境地を拓いた二人の作品をご紹介します。
近代の京都画壇に確かな足跡を遺す、巨匠たちの芸術をお楽しみください。

 

■ 主な出品作品
橋本関雪「唐犬図」「夏夕」「玄猿図」「秋圃」「意馬心猿図」
榊原紫峰「白鷺図」「牡丹大和鵲」「秋草」「静物の図」「梅花群禽」

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