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足立美術館 秋季特別展「日本美術院再興110年 日本画の開拓者たち」

日本美術院は、1898年(明治31)に岡倉天心を中心に創立した美術団体です。
新しい時代にふさわしい日本画を創造するという天心の理想を実現するため、横山大観、下村観山、菱田春草らが参加し、日本画研究に邁進しました。伝統的な線描による表現を排除した新技法などを試みますが、当時は世間に受け入れられず、美術院は一時自然消滅となってしまいます。
しかし、1914年(大正3)、前年に逝去した天心の遺志を達成しようと、大観、観山が中心となって美術院を再興。画家たちはそれぞれに研鑽を積み、院展を舞台に数々の名作や話題作を発表しました。
本展では、日本美術院の再興110年を記念し、初期に活躍した春草を含む、院展の画家たちの作品をご紹介します。画壇に大きな影響を与えた、日本画の開拓者といえる巨匠たちの名画をお楽しみください。

 

■ 主な出品作品
横山大観「曳船」 菱田春草「猫梅」 安田靫彦「王昭君」 小林古径「楊貴妃」
前田青邨「山路之秋」 小茂田青樹「朝露」 速水御舟「新緑」
今村紫紅「俵藤太物語絵」 下村観山「白菊翁」 北野恒富「鷺娘」

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