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安来市加納美術館 企画展「國五郎展 シベリア抑留から『おこりじぞう』へ」

広島県出身の画家・詩人の四國五郎 (1924-2014)は、広島の原爆を題材にした絵本『おこりじぞう』で、よく知られています。
先の大戦で満州に出征した四國五郎は、終戦後ソ連の捕虜となり、シベリアに抑留されました。
帰国した四國を待っていたのは、変わり果てた広島の姿と弟の原爆死でした。これらの過酷な体験が四國五郎を突き動かし、戦後一貫して平和のために、絵や詩を作り続けました。
安来市加納美術館では、シベリア抑留体験を描いた絵画、戦後の広島で平和を祈って市街に掲示した辻詩、絵本『おこりじぞう』の原画をはじめとする四國五郎の作品を展示します。四國五郎が求め続けた戦争のない平和な社会への思いをともに感じていただければ幸いです。

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