女性的な美しさ 白島海岸

白味を帯びた岩肌と海の碧や松の緑が美しい海岸をめぐる

隠岐島は、国賀海岸や白島海岸・ローソク島など、日本離れした独特な大自然がまず魅力です。

隠岐の島町最北端にある白島海岸は、島後一の景勝地。男性的な国賀海岸に比べて女性的と比喩される優美な白っぽい岩肌の海岸には、変化に富んだ洞穴や断崖、象が水を飲んでいるかのような「象ヶ鼻」、放射状にひび割れた岩の「よろい岩」「かぶと岩」など、不思議な景観に圧倒されます。ガイドさんの楽しい解説を聞きながら、あっという間のツアーでした。

隠岐の島町の北西部には、夕日が落ちるとまるで巨大なローソクのように見える「ローソク島」があるそうです。今度来る時はローソク島へも行ってみたいですね。なお、隠岐は2013年9月9日に世界ジオパークに認定されました!

白島遊覧船

  • [場所]島根県隠岐郡隠岐の島町中村
  • [料金]大人:2,000円 小人:1,000円
  • [出発時間・便]1便 10:20〜11:10、2便 14:20〜15:10
  • [期間]
  • 1便:5/3〜6、5/11、8/10〜12、8/16
  • 2便:4/26〜5/6、5/10、7/19〜20、7/27、8/1〜12、8/16〜17
  • [問合先]隠岐旅工舎 TEL:08512-2-7100

中村港で釣り体験

遊覧船発着港からすぐの中村海水浴場は遠浅となっていて、近くにはキャンプ場などもあり、夏はたくさんの人でにぎわいます。またここはキス釣りの名所でもあります。実は私、釣りが結構好きだったりして、時々友だちと行ったりするんですよ。今日は隣接する中村港の堤防で海釣りです。きれいな海を眺め、島の風にふかれながら、しばし時を忘れて釣りに集中。平和だなあ…。

中村海水浴場

  • [場所]島根県隠岐の島町中村
  • [遊泳可能期間・時間]7月中旬〜8月下旬 8:30〜16:30
  • [問合先](一社)隠岐の島町観光協会 TEL:08512-2-0787
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隠岐は水木しげる先生のルーツ

水木しげるロードは日本海を渡り、隠岐まで伸びていた!

ゲゲゲの鬼太郎でおなじみの漫画家・水木しげる氏の本名は「武良 茂」。水木氏は自身のルーツを隠岐の島町の中村(旧「武良」地区)だと考えていて、何度か隠岐を訪ねています。そんな縁があって平成20年秋には、隠岐の島町中村に水木氏の銅像が建てられました。

ここでは、2年に一度、隠岐の島町三大祭りの一つ「隠岐武良祭風流(おきむらまつりふうりゅう)」が開催されます。日天と月天の御神体が武良で出会う、この地域独特な祭です。銅像を建てる場所として水木氏が選んだ場所は、その昔、祭場のご神木ともいうべき大きな松の木が立っていた、地元の人しか知らない特別な場所だったそうで、島の人たちは水木氏の霊感(?)に驚いたとか。

水木しげる像

  • [場所]島根県隠岐郡隠岐の島町中村 中村小学校前広場
  • [問合先]隠岐の島町商工会内
    水木ロード延長プロジェクト実行委員会 TEL:08512-2-1157
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なごみの古民家 佐々木家住宅

隠岐最古の木造住宅

ゆったりと流れる時間の中で過ごせることも、隠岐の大きな魅力です。

佐々木家住宅は、江戸時代(1836年)の古い庄屋屋敷を保存したものです。隠岐民家の特徴がよく残されていて、横に長く、屋根は杉皮葺きでたくさんの重石が乗っています。珍しいのは玄関が3つあることで、普段出入りする玄関と、お客様用、冠婚葬祭用など使い分けていたそうです。紐を引くと家の上部の戸が開いたり、泥棒除けの工夫がしてある引き出し、二重になっている天井など、自然を活用しながら快適に暮らせる仕組みになっていて、まさにエコロジーな住宅です。昔の人の知恵はすごい!と感心しました。

島の郷土料理

この古民家で地元のおばちゃん達が作ってくれた、島の郷土料理をいただきました。サザエご飯ののり巻きや一口サイズの押し寿司、そうめん、イカやカマボコ、フキ・タケノコ・ゼンマイなど旬の食材の煮付け、カメノテの吸い物、ウミウシの木の芽あえなど隠岐の海の幸・山の幸がたっぷり。カメノテは隠岐ならではの珍味で、今回初めて食べたのですが、見た目で想像するよりずっと美味しくてびっくり。時計や携帯電話から離れて、古民家でゆっくりとくつろぐひと時に、心和みました。

佐々木家住宅

  • [場所]島根県隠岐郡隠岐の島町釜カス谷17
  • [料金]大人:400円 小・中学生:200円
  • [営業時間]9:00〜17:00
  • [休業日]3月〜11月開館、期間中は月曜休
  • [問合先]TEL:08512-2-1290

佐々木家昼食

  • [場所]島根県隠岐郡隠岐の島町釜カス谷17
  • [料金]2,000円(入館料含む)
  • [休業日]3月〜11月開館、期間中は月曜休
  • [問合先]TEL:08512-2-1290
  • [所要時間]90分
  • ※4名〜 ※要予約
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不思議大自然 隠岐エコツアー

隠岐特有の自然とトカゲ岩を観察

専門家が「ありえない!」と驚く特異な生態系を持つ島、それが隠岐なんだそうです。沖縄などの南方に分布するナゴランと、主に寒冷地に生息するハマナスがすぐ近くに存在するなど、南北の植物が入り交じる大変珍しい植物体系となっているとのお話で、びっくり!

森の中、ガイドの的射さんにそんなお話をしていただきながら、氷河期の生き残りというシダや、香りが良くて爪楊枝の材料ともなるクロモジ、これだけは触れてはいけないという危険なツタウルシなど見学します。山道をしばらく登って行くと、森の中に小さな展望台がありました。そこに立って木々の間から遠くの山肌を望むと、え〜っ、巨大なトカゲが崖を登ってるじゃないですかっっ!これが有名な隠岐のトカゲ岩だそうです。ほんと、トカゲそっくりな姿で自然って不思議。

トカゲ岩

  • [場所]島根県隠岐郡隠岐の島町布施
  • [問合先](一社)隠岐の島町観光協会 TEL:08512-2-0787

森の守り神?乳房杉

更にうっそうと奥深い森の中を車で行くと、そこにはまるで「もののけ姫」にでも出てきそうな杉の大木「乳房杉」が!樹齢はおよそ800年、名前の由来となった大きなこぶのようなものが枝から垂れ下がり、幹には注連縄が巻かれています。神秘的な雰囲気が漂う原始の森にそそり立つ乳房杉は、何か神々しさすら感じられ、心打たれるものがありました。

岩倉の乳房杉

  • [場所]島根県隠岐郡隠岐の島町布施
  • [問合先](一社)隠岐の島町観光協会 TEL:08512-2-0787
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「だんだん」ロケ地を行く

ザックリとえぐりとられたような岸壁が迫力満点の赤壁

H21年3月末まで放送されたNHK朝の連続ドラマ「だんだん」の中で、登場人物の音楽プロデューサー石橋が「地球の鼓動が聞こえる場所」と語ったのはここです。本当に真っ赤な壁がまっすぐに海の中から切り立って、それはまるで巨人がナイフで大地をそぎ落としたかのような迫力!

「だんだん」の最終シーンでは、この赤壁を前にシジミジルが「いのちの歌」を歌うんですよね。

知夫赤壁

  • [場所]島根県隠岐郡知夫村
  • [問合先]知夫里島観光協会 TEL:08514-8-2272

眼前に広がるのは空と海の青、草の緑 ― 赤ハゲ山

360度のパノラマとはまさにここのことです。周囲にさえぎるものは何もなく、隣の西ノ島や中ノ島はもちろん、晴れた日には本土の島根半島や大山まで見渡せるそうです。

赤ハゲ山展望台

  • [場所]島根県隠岐郡知夫村
  • [問合先]知夫里島観光協会 TEL:08514-8-2272

ドラマのロケ地は新たな観光スポットに

「だんだん」で石橋とめぐみが勤務する隠岐の診療所は、西ノ島で撮影されました。その診療所の建物は旧浦郷診療所で、現在は使われておらず、そのまま「石橋診療所」として残されています。玄関前には、記念撮影用の顔出し看板が。主演のマナカナちゃんの相合傘です☆ぜひあなたもめぐみ・のぞみ気分で記念撮影をどうぞ!(建物内には入れません)

石橋診療所(旧浦郷診療所)

  • [場所]島根県隠岐郡西ノ島町大字浦郷679
  • [問合先]西ノ島町観光商工課 TEL:08514-7-8777
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「私は貝になりたい」 国賀海岸

隠岐を代表する景勝地ではあの映画のロケが

隠岐といえば、やはり国賀海岸。H20年末にヒットした映画「私は貝になりたい」の代表的なシーンのロケ地に、この国賀海岸が選ばれたんです。監督が「日本一の海」を探して日本中の海岸歩き回り、ようやく出会ったというエピソードがあります。

初めて見た国賀海岸はまさに日本一、「ダイナミック」という言葉がぴったりです!どこまでも続くような緑の牧草におおわれたなだらかな丘陵が、突然切り立った断崖になってまっ逆さまに日本海へ。海面から300m近くもある摩天崖や、巨大な自然のアーチ・通天橋など、本土ではまず見られないような絶景を前にすると、その迫力に吸い込まれるようでした。

国賀海岸

  • [場所]島根県隠岐郡西ノ島町国賀
  • [問合先]西ノ島町観光商工課 TEL:08514-7-8777

誰にでも手軽に楽しめるシーカヤックで絶景を間近に

西ノ島のクラブノア隠岐では、スキューバダイビングをはじめ、シーカヤック、ヨット、ローボート、カヌーなどいろいろなマリンスポーツが体験できます。

今回実は私も、シーカヤックにチャレンジする予定だったのですが、波が高くて残念ながら泣く泣く断念。国賀海岸をカヤックで探検するなんて、面白そうじゃないですか?あの通天橋をくぐったり、遊覧船で通れない洞窟や様々な場所へも行ってみれるんですって!小学生でも初心者でも、親切なインストラクターと一緒だから大丈夫だそうです。あ〜、サンセットカヤック体験したかったな!

国賀シーカヤック(クラブノア隠岐)

  • [場所]島根県隠岐郡西ノ島町美田3078-12
  • [料金]4,500円(サンセットは5,500円) ※要予約
  • [営業時間]9:00、13:00、サンセットシーカヤックについては、日没の2時間前となり、時期によって異なります。
  • [問合先]クラブノア隠岐 TEL:08514-6-0825
  • [URL]http://www.oki.club-noah.net/
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海中展望船 あまんぼう

魚種豊富な隠岐の海中散歩

海士町には気軽に海中散歩気分を味わえる、半潜水型の海中展望船「あまんぼう」があります。菱浦港を出発してしばらく進むと、大中小きれいに3つ仲良く並んだ三郎岩がありました。甲板から船内へ下りると、窓の外は真っ青な海中世界。いました、いましたよ!海藻の林の間を、クロダイ、イシダイなど大小様々な魚たちが群れ泳ぎ、気分はまるで竜宮城の乙姫様〜!

さらにとっておきの情報。あまんぼうのナイトクルーズでは、夜光虫が雪か星のように舞い光る神秘的な海中を遊覧できるそうですよ。今度はぜひそれも見てみたいですね!

海中展望船 あまんぼう

  • [場所]島根県隠岐郡海士町菱浦
  • [料金]定期観光…大人:2,000円 小人(小学生):1,000円
    ナイトクルーズ…大人:1,500円 小人(小学生):700円 ※5名以上での予約運航
  • [営業時間]
  •  1便 8:30〜9:20
  •  2便 10:00〜10:50
  •  3便 11:00〜11:50
  •  4便 13:20〜14:10
  •  5便 14:20〜15:10
  •  ※3便は7/19〜8/31のみ運航。期間外は5名様より前日までに要予約で運航。
  • [休業日]荒天時、11〜3月
  • [問合先](一社)海士町観光協会 TEL:08514-2-0101
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日本海の幸 どっさり料理

贅沢に海の幸をいただく

一日存分に遊んだあとはやっぱり美味しい食事ですよね。知夫村のホテルで新鮮な海の幸たっぷりの地元伝統食「どっさり料理」をいただきました。タイ、アワビ、サザエの刺身を始め、シロイカの丸焼き、メバルの煮付け、サザエの山椒木の芽和え、鍋物、サザエご飯、海藻のみそ汁等々…。張り切って食べ始めましたが、う〜ん、これでもかっていうボリュームにさすがに満腹、これ以上は無理。。。でも魚介類大好きな私は、本当に大満足でした!

隠岐汽船 どっさり料理プラン

  • [宿泊先]ホテル知夫の里
  • [場所]島根県隠岐郡知夫村1242番地1
  • [料金]宿泊代+フェリー 大人:15,300円 ※小人料金は要問合せ
  • [設定期間]平成26年4月1日〜7月31日、平成26年9月1日〜11月30日
  • [問合先]隠岐汽船(株) TEL:08512-2-1122
  • [URL]http://www.oki-kisen.co.jp/
今回のレポートはしまね観光大使 小川千春がお届けしました!
クチコミ広場も見てね♪
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アクセス&リンク

◆飛行機
出雲−隠岐…直通便で約30分
大阪(伊丹)−隠岐…直通便で約1時間
東京、福岡方面からは出雲空港で乗り継ぎの便でお越しください。
札幌・茨城・成田・羽田・神戸・那覇方面からお越しの場合、 米子空港から連絡バスもしくはタクシーで境港か七類港へ。各港から船で隠岐へ渡ることも可能です。

※8月のみ、大阪(伊丹)−隠岐間でジェット機が運行されます。(通常はプロペラ機で運行)


◆フェリー&高速船
[フェリー]
境港〜隠岐(別府港)…約2時間40分
七類港〜隠岐(西郷港)…約2時間20分
[高速船]
境港〜隠岐(西郷港)…約1時間20分
七類港〜隠岐(西郷港)…約1時間
今回紹介したスポットの詳細MAP