葦原中国の平定


<第一章>アメノホヒの派遣

オオクニヌシ神の国作り完成させた頃、
高天原のアマテラス大神は、
「稲穂の美しい葦原中国は、
 わたしの子が治める国である。」
とおっしゃって、
葦原中国の支配を、
アメノホシホミミ神に任せました。

アメノオシホミミ神は、
スサノオ神とのうけいで一番目に生まれた神です。

アメノオシホミミ神が、天の浮橋に立つと
「葦原中国は、まだ騒がしいようだ。」
と言って引き返し、アマテラス大神に申し上げました。

そこで、タカギムスヒ神とアマテラス大神の命令で
八百万の神々が、天の安の河に集まって相談し、
アメノホヒ神を遣わすことにしました。

ところがアメノホヒ神は、
オオクニヌシ神に従ってしまい、
三年が経っても、命令を果たしませんでした。


<第ニ章>アメノワカヒコの死へ続く

< 国譲り神話>へ戻る

関連情報・注釈