出雲空港から出雲市内へ向かう道中、ちょっと意識して車窓を眺めてみてください。四角く刈り込まれた黒松の木が、大きな壁のように民家に寄り添っています。水害や強風から家を守る出雲地方独特の防風林で、築地松(ついじまつ)と呼ばれ、明治時代にこの辺りの農家のほとんどに植えられました。
広大な平野に築地松と日本家屋が点々と散居している風景は、まさに日本の原風景!空や田園風景と融合し、季節によって異なる表情を見せてくれます。なかでも初夏の夕暮れ時に、水を張った田んぼに映る築地松の風景は特にお気に入り!
築地松は「陰手狩り(のうてごり)」という専門の庭師によって手入れされ、大切に受け継がれています。地上10m以上の高い位置で松を剪定する作業は命がけで、修練が必要な職人技です。機能だけでなく、そこに美しさを求めた出雲地方の美意識の高さにも注目をしてみてください。

名称
築地松のある風景

住所
島根県出雲市斐川町福富

問合せ先
築地松景観保全対策推進協議会
(出雲市役所建築住宅課)
TEL 0853‐21‐6176

URL
築地松景観保全対策推進協議会
(出雲市役所建築住宅課)