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若槻さんのプロフィール

小原先生の注釈
京に帰ることなく、無駄に月日は経って行って、京を遠く隔てて行く月日を知らせるかのごとく吹く秋風の音は、いよいよ身に沁みることだ。

小原先生の解説

秋風の音を聞かれると、月日は経って、京から遠くなってしまった御感慨は深く、哀れの感、慕京の念を一入身に沁みて感じていられるのである。京を出でられた時、すでに秋であり、隠岐に着いてみられると、京は時間空間において、遠くなってしまった思いは、しみじみと身に沁みて感じられるのである。

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