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若槻さんのプロフィール

■■ 小原先生の注釈 ■■
岡の辺の林の間に見える槇の戸に、秋も末になって蔦が絶え絶えにからまっており、それを途切れ途切れに吹いている秋風よ。

■■ 小原先生の解説 ■■
岡の辺の林の中にある草庵が思い浮かべられる。その庵の門の戸が槇（松・杉・桧）の戸であり、それに蔦がからまっている。人も訪ねて来ない隠者の住まいか。秋も末、その蔦も絶え絶えに枯れかかっている。そこに秋風が絶え絶えに（途切れ途切れに）吹く。寂しい情景である。その情景は院の御胸中を象徴しているようであろう。

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