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小原先生の注釈 ■■
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| 故里の、人の通わなくなって苔の生えている石橋は、現在どのようになっていることであろう。それがどのように荒れていても、自分は恋しく偲びつづけていくことである。 |
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小原先生の解説 ■■
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| 「ふるさと」は都のこと。京都の住んでいられた御所を指す。「いははし」（石橋）は、川の流れの中に石を連ねて渡ることのできるようにした橋。または石で造った橋。後者に解しておく。その橋を人が通らなくなって、苔が生えているのが、「こけのいははし」であり、その屋敷の荒れていることを表わす。ここは、多分御所の庭園内の石橋であろう。 |
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