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美肌たび 研究日記diary

大地の造形美に圧倒され美食に感動する、
隠岐諸島・島前

隠岐諸島は、大きく島後(どうご)、島前(どうぜん)とに分類され、西ノ島・中ノ島(海士町)・知夫里島3島を島前と呼びます。豊かな自然と絶景、静かな離島ならではののんびりとした空気、食通の舌をも唸らせる絶品グルメの数々に、心もからだも充実感いっぱいになれる旅が楽しめました。

「摩天崖」からの大海原ビューでリフレッシュ!
西ノ島の国賀海岸

島前で最も大きな島、西ノ島。この西面にあたる海岸線13キロの一帯を国賀海岸と呼びます。
別府港から直接国賀海岸を目指してもいいのですが、その全貌を見るために、まず向かったのは赤尾展望所。

国賀海岸の入り組んだ地形や、火山により噴出した玄武岩を波が削ってできた海食洞や断崖などが見られ、絶妙の造形美をパノラマで見ることができます。カメラでは写しきれないほどの迫力ある景色。
隠岐諸島の島々の中でも圧倒的な景観は、大地のパワーを感じさせます。

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国賀海岸へ近づくと、動物たちにも出会えます。
なだらかな草原には牛や馬が放牧されていて、ゆったりと草をはむ、のどかな風景を見ることができます。のんびりと歩く牛馬の姿を眺めながら大自然を満喫することができました。

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国賀海岸のメインは何といっても「摩天崖」です。海から垂直に257メートルもの断崖がそそり立つダイナミックな景観で人気のスポットです。
崖の上から見える波立つ日本海の雄大さと、牧歌的な風景という対照的な景観が同時に見られ、日常では決して目にすることのない壮観な景色を独り占めできます。

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ここから海へ続く道を下ると、変化に富んだ巨岩の景色を楽しめます。
海辺まで行くと「通天橋」と呼ばれる、アーチ型の岩場にたどり着きます。ここの海の透明度と青さは抜群です。
大地の活動によって形作られた圧巻の景色を眺めと、その雄大さにストレスも吹っ飛ぶような感覚を味わいました。
好奇心や感動で五感を刺激され晴々とした気持ちになれる、魅力的なスポットでした。

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しまね観光ナビ
国賀海岸
https://www.kankou-shimane.com/destination/20276

中ノ島(海士町)の「潮風ファーム」で育った
隠岐牛をリーズナブルに「隠岐牛店」

海に囲まれた隠岐諸島のごちそうと言えば、もちろん海の幸。旬の鮮魚が一年通して食べられるのが島グルメの魅力です。
しかし隠岐諸島グルメは魚介だけではありません。島で生まれ、島で育った「隠岐牛」があります。
その隠岐牛をリーズナブルに食べられるのが、隠岐牛店です。

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隠岐牛は中ノ島(海士町)の潮風ファームで育てられています。
自然の地形を生かした山に放牧され、自由に暮らす牛たち。斜面を上り下りすることで自然と鍛えられ、健康な体がつくられます。
海風によるミネラル豊富な牧草を食べ、太陽の光をたっぷり浴びて育った肉質は、良質で安全安心。
隠岐牛ブランドは4等級以上とされており、品質もしっかりと保たれています。
脂の融点が低いため、口の中に入れた瞬間に脂が溶け、またしつこくなくさっぱりと食べられると評判です。

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牛肉に含まれるたんぱく質は、必須アミノ酸が豊富に含まれており、新陳代謝や筋肉の生成を助けます。女性に嬉しい鉄分は、貧血予防や冷え性改善に効果的な食材です。牛肉の脂肪には肌細胞を守る役割があり、保湿力を維持してくれます。乾燥から肌の状態を整えてくれるビタミンB群も豊富に含まれています。

頭数の希少性から“幻の和牛”とも呼ばれる隠岐牛。隠岐へ行ったらおいしくキレイになれる、隠岐牛を選んではいかがでしょうか。
隠岐牛店は菱浦港からすぐのところにあり、ランチ、ディナーのどちらでも隠岐牛を楽しめます。
隠岐旅で楽しんでいただきたい、隠岐グルメのひとつです。

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島生まれ島育ち隠岐牛店
https://okigyu.com/

ゆっくりと流れる島時間の中で整える、
心とからだのバランス「島のほけんしつ“蔵”」

中ノ島(海士町)の菱浦港近くに、なまこ壁の蔵のような建物があります。
ここはリフレクソロジーやアロマテラピーを通じて心やからだを整える「ホリスティックケア」を行うショップです。学校の「保健室」のように気軽に使ってほしいという想いから、「島のほけんしつ“蔵”」と名付けられました。

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「ホリスティックケア」とは、心とからだに癒しを与え、日常の疲れを取り除き、自らが持つ自然治癒力を引き出すための手助けをしてくれるプログラムのことをいいます。セラピストによるマッサージなどの身体的なリラクゼーションと、話を聴いてもらうことで気持ちを解きほぐしてくれる心のセラピーが受けられます。
アロマセラピー、トリートメント、足湯、クレイパックなどのメニューと、アロマミストやオリジナルハーブティー作りなどのワークショップも開催されています。

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ナチュラルテイストな温もりの空間。こだわりも感じられる優しい雰囲気が漂います。日頃のストレスを和らげ、リラックスできる穏やかな癒しの場が用意されていました。

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「島のほけんしつ“蔵”」では、施術に使われる精油なども販売されています。
島の中にある植物から抽出された良質なエッセンシャルオイルは、天然の香りで私たちを癒してくれます。
中でも隠岐諸島で「ふくぎ茶」という名前で親しまれているクロモジから水蒸気蒸留されたオイルは、爽やかで心地よい香りを瓶に閉じ込めた商品です。島の空気と香りを持ち帰ることも出来るのが嬉しいです。

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日常のケアについて助言を受けたり、自分のからだの状態と向き合ったりすることは心身の健康を保ち、健やかな肌作りにもつながっていきます。まずは疲れている自分を認め、癒していく“気づき”の第一歩のために訪れるのもいいかもしれません。
海士町の自然に癒されるとともに、プロフェッショナルのケアサポートを受けてみてはいかがでしょうか。

島のほけんしつ蔵
https://www.ama-kura.com/

潮風と波音に包まれながら満天の星空を観に行く「島前ナイトクルーズ」

西ノ島の遊び方のひとつとして、夜の星空や海を堪能するクルージングも最高。
隠岐シーサイドホテル鶴丸が所有する大型船に乗り、波の穏やかな湾内を周遊し、夜の海を堪能できる体験コースです。

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聞こえてくるのは波の音だけ。
隠岐諸島の大自然に盛り上がった昼間のエキサイティングな時間とはまた違い、夜のしじまに、ゆったりとしたリラックスタイムが過ごせます。
ゆらゆらと揺れる船の揺らぎと波の音に身を任せていると、緊張した気持ちが解きほぐされ、心が解放されていくようです。夜の寝つきも良くなりそうですね。
島前湾内、船引運河を通る30分の船旅。5月1日~9月30日の間の天候の良い日に運行されます。要予約です。

隠岐観光協会 隠岐の島旅
ナイトクルージング
https://www.e-oki.net/experience/detail.php?eid=39

文:西村 愛 
監修:島根県立大学 看護栄養学部 今中美栄 教授

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