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食べるfood

やすぎいちご

美白・美肌を保つ、
ビタミンC豊富なフルーツの王様

やすぎいちご

子どもから大人まで大好きなフルーツ、いちご。
島根県の一番東に位置する安来市は、県内でいちごが最も多く栽培されている地域です。「紅ほっぺ」を中心とし「章姫」「かおり野」といった品種が育てられており、2019年の年間出荷量は131トン、栽培面積は521アールです。
旬になると、市内のカフェや飲食店でいちごを使った商品が展開されます。また観光農園ではいちご狩りが楽しめ、多くの人が安来のいちごを求めて足を運びます。

みずみずしく真っ赤に育った旬のいちごに含まれる栄養といえば、ビタミンC。美白と美肌に重要な栄養素として有名ですが、実はレモンよりもいちごの方が多く含まれています。レモンより食べやすいため、ビタミンCを摂取するのに適しており、美肌づくりには欠かせない果物です。
ビタミンCはコラーゲンの生成を助け、肌細胞の防御力を強くする働きがあり、かつ紫外線による酸化でできやすくなるシミ予防にも効果があるといわれています。さらにいちごに含まれる「アントシアニン」には抗酸化作用があり、からだの内側からも細胞のダメージを防いでくれます。
果肉に含まれる水溶性食物繊維「ペクチン」は、腸内環境を整えて肌のコンディションにも密接に関係する、美肌を作る上での大切な成分です。

安来ではいちご栽培を行うのと同時に、ジャムやアイスクリームといった加工品、また安来いちごを使ったお土産なども作られています。
安来は羊羹が名物で、安来いちごを使った羊羹も販売されています。
パッケージのいちご柄が可愛いです。

いちご羊羹は白あんベース。本来羊羹は小豆を使うのですが、いちごの色を見せるために白豆を使っているとのこと。合成着色料などは使用せず、いちご本来の色で勝負した名品です。
安来産の「紅ほっぺ」が全体の2割ほど使われており、粒々としたいちごの種を感じるたび、果肉丸ごと使われていることを実感します。
上品な味わいの中に、いちごの風味と香りがしっかりと感じられます。

また山陰で大人気の商品「どじょう掬いまんじゅう」にも、安来いちごバージョンがあります。 どじょう掬いまんじゅう いちごジャム入り。

安来名物「どじょう掬い」の定番スタイル、ほっかむりの豆手ぬぐいもピンクのいちごカラー。
いちごを混ぜ込んだ餡ではなく、練乳入りのミルク餡の真ん中にいちごジャムが挟んであり、いちごの風味がしっかりと感じられるのが特徴です。
「苺一縁(いちごいちえん)」のマークは、安来のいちごを使っている商品だという証。
なによりも可愛い形で、島根みやげに喜ばれること間違いなしです。

文:西村 愛 
監修:島根県立大学 看護栄養学部 今中美栄 教授

やすぎいちご

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