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石見神楽の面は、地元の石州和紙を素材とした張子面であるため、木彫りの面に比べ軽くて丈夫。 柿田面工房の柿田勝郎さんは、そんな神楽面作りの名工の一人ですが、元は30数年前に脱サラしてこの道に入ったという、珍しい経歴の持ち主でもあります。 先人の作品を手本に、独学で今日までの道を切り開いてきた、柿田さんの座右の銘は「古きを訪ねて新しきを知る」 30数年間に作った面の原型は、約1000個。複雑な神楽面を作る秘法は、その製作工程にありました。 まず石膏の原型から粘土で型を取り、それに和紙を張り込んでいきます。 そして和紙が乾燥した後、一つ一つ粘土型を壊して面を取り出すのです。(脱活と呼びます) 依頼主のイメージを精魂込めて形にしたその面を付け、舞い手に活かしてもらった時こそ、作り手として一番の喜びですと柿田さん。 現在は息子さんが2代目として、親子で面作りに励みます。 |
金銀で彩られた華やかな神楽衣裳。それは一針一針丹精こめて、全て手作業で作られています。 福屋神楽衣裳店の川邊志津枝さんも、そのようにして30年以上衣裳作りに携わってきた、名人の一人です。 川邊さんの作品は、西村京太郎著「出雲神々の殺人」(双葉社)の装丁デザインにも用いられるなど、高い評価を受けています。若いスタッフとともに、今日も新鮮な気持ちで仕事に向かっています。 |
大元神楽伝承館 大元神楽の歴史や伝統に ふれることができる資料館 江津市桜江町 0855(92)1508 古代鉄歌謡館 神楽・たたら歌などを映像と 展示で紹介している資料館 雲南市大東町 0854(43)6568 神楽の宿 昔、座敷でおこなわれていた 神楽舞の環境を保存している 雲南市大東町 0854(43)3932 |
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