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若槻さんのプロフィール

小原先生の注釈
萩の花が咲きかかっている(垂れている)山下道も、萩の白花は白露かと紛うまでに、萩の花から朝の玉のような露が抜き乱れ落ちることである。

小原先生の解説

朝の山下道、萩の白花が露を載せて道に咲き垂れている。その白花から玉のような露が風によってこぼれる。それは花片がこぼれるのか、露がこぼれるのか見紛う、という情景の写生の歌である。秋の朝の爽涼の感が動きを伴って詠出されている。その動きも寂かな爽やかな動きである。

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