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若槻さんのプロフィール
歌読みにご協力いただいた方たち
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小原先生の注釈
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今更人の心は憂き辛いものとも言うまい。人の心を昔から車を摧く道に喩えているように変り易く頼み難いものであるのだ。
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小原先生の解説
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いろいろと人心の変り易さ、頼み難さを体験して来られた院は、ここで諦めの御心境、または悟りの御境地に立っていられる。ある時は恨み、ある時は憤り、また悲しまれた院の御心が、この一首には、落着きと諦念の御心境にいられると思われる。辛い経験から人というものを見極められたようである。「人ごころうしともいはじ」と強く詠みだされている語調にも、そして下句に、昔から喩えにもあるように頼み難いのは人心だよと、上二句の内容を説き聞かすように詠んでいられるところにも、そのような院の御心境が窺われる。
小原先生のプロフィール
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