マルチメディア館
  しまね観光ナビトップマルチメディア館後鳥羽んさんとって隠岐ギャラリー隠岐百首かるたギャラリー雑の世界

 

若槻さんのプロフィール

小原先生の注釈
靡かなかったならば、また神に頼むことができようか。思ってみれば悲しい和歌の道であるよ。

小原先生の解説

和歌の神の心に副うということは、和歌の道に精進することであろう。そして、和歌をもって神は啓示を垂れ、人は和歌をもって神に祈願することは、古来その例は多く語られている。したがって、神に頼むには神の心に副うべき和歌をもってしなければならない。この歌の場合、その如くして和歌をもって神に頼むのであるが(祈願を籠めているのであるが。勿論帰京の頼みであろう)、何の兆も見えない。神の心に副わないのであろうか。そうなれば、和歌といっても悲しいものだ、という意の歌と考える。神に和歌をもって祈願する。しかし、その祈願を聞き入れてもらえないということになれば、和歌もまた悲しみを催させるものとなってくるであろう。

他の作品も見る

  しまね観光ナビトップ  マルチメディア館トップ