島根県立石見美術館と島根県立いわみ芸術劇場からなる、島根県西部を代表する複合施設、島根県芸術文化センター「グラントワ」です。グラントワとは、フランス語で「大きな屋根」を意味し、施設の愛称の通り、大きく広がる屋根だけではなく壁一面にも地元産の石州瓦が敷かれています。建物の中央にある大きな中庭広場を囲むように、美術館、大・小ホール、多目的ギャラリー、レストラン、ミュージアムショップなどが配置されています。石見神楽の公演会場になることもあります。音響や見やすさにこだわった劇場は舞台に立つ人からも評判が高く「いつかこの舞台で演じてみたい。」と鈴木さんも思うほど。
Information
住所/
島根県益田市有明町 5 番 15 号
お問合せ先/
島根県芸術文化センター「グラントワ」TEL:0856-31-1860
浜田市長浜地区で考案された唯一無二の技法で、石州和紙を使った石見神楽面。石見神楽面のみならず、現在では県内外、また海外に至るまで様々な伝統芸能の面を手がけており、石見の技術を大きく伝統の世界へ広げている、知名度の高い工房です。現在は2代目の兼志さんが受け継いでいます。工房の扉を開いたときに現れるたくさんのお面に鈴木さんも圧倒され、「こんなに種類があるんですね。」と驚いていました。兼志さんからお面のことや作業行程の説明を聞いた鈴木さん。一つ一つ手作業で作られるお面、その作り方、軽さや力強さに魅了されていました。
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住所/
島根県浜田市熱田町 636-60
お問合せ先/
柿田勝郎面工房 TEL:0855-27-1731
※見学するには連絡が必要です。
神楽団体などのお客様の対応が優先となります。
神楽団体などのお客様の対応が優先となります。
石見神楽面は、石州和紙を柿渋入りの糊で貼り重ねて作られています。軽量、頑丈が持ち味で、時に激しく舞う神楽には最適です。面の種類は神面、鬼面などのほかに、多数ある神楽団体が独自のものを作っており、種類が非常に多いのも特徴です。
まず石膏の原型から粘土で型を取り、それに和紙を貼り込んでいきます。そして和紙が乾燥した後、一つ一つ粘土型を壊して面を取り出します(脱活と呼びます)。柿渋を塗った後、面の目などの穴を開け、胡粉(ごふん)かけで面の肌を作ります。最後に、面に彩色をほどこし、面によってはひげなどの毛を植えたら完成です。
まず石膏の原型から粘土で型を取り、それに和紙を貼り込んでいきます。そして和紙が乾燥した後、一つ一つ粘土型を壊して面を取り出します(脱活と呼びます)。柿渋を塗った後、面の目などの穴を開け、胡粉(ごふん)かけで面の肌を作ります。最後に、面に彩色をほどこし、面によってはひげなどの毛を植えたら完成です。
福屋神楽衣裳店は、2022 年地域伝統芸能大賞の支援賞に輝いた川邊志津枝さんの工房です。金銀で彩られた華やかな神楽衣裳は、一針一針丹精こめて、手作業で作られています。時代劇や和物を演じる機会のある鈴木さんは、衣裳の美しさやその素材、衣裳ができあがるまでの思いを興味深く尋ねていました。
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お問合せ先/
TEL:0855-27-0141
※見学するには連絡が必要です。
神楽団体などのお客様の対応が優先となります。
神楽団体などのお客様の対応が優先となります。
金糸銀糸で一針一針刺繍して作られる豪華絢爛な衣裳。演目や登場人物によって舞い手の衣裳は異なり、演目によっては頻繁な衣裳替えや早変わりするものも。龍や鶴などの生き物、植物や波、渦など様々なモチーフを組み合わせて衣裳が作られます。
別珍(べっちん)といわれる生地を台に張り、金糸などを使って下縫いをしたら、別に製作した生き物の立体刺繡を縫い付けます。刺繡を終えたら、裏地などを縫い付けて衣裳へ仕上げます。
別珍(べっちん)といわれる生地を台に張り、金糸などを使って下縫いをしたら、別に製作した生き物の立体刺繡を縫い付けます。刺繡を終えたら、裏地などを縫い付けて衣裳へ仕上げます。
2023 年 9 月オープン。海鮮丼が人気の「めし処ぐっさん」の姉妹店です。その日のおすすめでメインが変わるサービスランチ、パスタランチ、ハンバーグランチ、海鮮丼などのメニューがあります。鈴木さんは人気メニューのハンバーグランチに。しっかりとした肉厚の手ごねハンバーグを味わいました。スイーツも豊富でカフェタイム利用も楽しめます。
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住所/
島根県浜田市黒川町 1124-12
お問合せ先/
Little Missy TEL:070-3776-8589
浜田市の夜神楽定期公演の会場となっている神社。定期公演以外でも神楽の上演に使われます。今回は市内の神楽団体「石見神楽長澤社中(いわみかぐらながさわしゃちゅう)」に神楽を鈴木さんのためだけに上演していただきました。石見神楽の代表的な演目「大蛇」の迫力の舞い!目の前で火を吹く大蛇に胸を打たれて思わず拍手。「大蛇の動きも、尻尾が迫ってくるかのような距離で見られて臨場感がありました。」と鈴木さん。
上演後、楽屋に移った鈴木さんは和やかに長澤社中の皆さんにあいさつ。石見神楽国立劇場公演(2022 年・東京)にて、演目紹介として出演した鈴木さんは、浜田石見神楽社中連絡協議会の構成団体である石見神楽長澤社中と共演。約 1 年ぶりの再会となりました。
せっかくなのでと長澤社中の皆さんに教わって神楽を舞うことになった鈴木さん。須佐之男命(すさのおのみこと)に扮して、演目の山場、須佐之男命と大蛇の戦いの場面を演じました。俳優として活躍している鈴木さんは飲み込みが早いと長澤社中の皆さんも驚いていました。大蛇を退治する鈴木さんはさながら須佐之男命のような勇ましい姿でした。
上演後、楽屋に移った鈴木さんは和やかに長澤社中の皆さんにあいさつ。石見神楽国立劇場公演(2022 年・東京)にて、演目紹介として出演した鈴木さんは、浜田石見神楽社中連絡協議会の構成団体である石見神楽長澤社中と共演。約 1 年ぶりの再会となりました。
せっかくなのでと長澤社中の皆さんに教わって神楽を舞うことになった鈴木さん。須佐之男命(すさのおのみこと)に扮して、演目の山場、須佐之男命と大蛇の戦いの場面を演じました。俳優として活躍している鈴木さんは飲み込みが早いと長澤社中の皆さんも驚いていました。大蛇を退治する鈴木さんはさながら須佐之男命のような勇ましい姿でした。
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住所/
島根県浜田市相生町 1571
お問合せ先/
一般社団法人浜田市観光協会TEL: 0855-24-1085
古代神話の英雄、須佐之男命(すさのおのみこと)の八岐大蛇退治をもとにした演目です。国内はもとより世界でも賞賛され、好評を得ており、石見神楽の代表的な演目といわれています。17メートル近くの大蛇が須佐之男命を相手に火花を散らしながら暴れるシーンは迫力満点です。
有福温泉は、細い石段の坂道が続く風情が群馬県の伊香保温泉と似ていることから「山陰の伊香保」と呼ばれています。1370 年以上も前から湧き続ける温泉は、美肌の湯として親しまれています。温泉街には 3 つの外湯があり、1番人気なのが「御前湯」。レトロモダンな外観の温泉です。
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住所/
島根県江津市有福温泉町
お問合せ先/
江津市観光協会 TEL:0855-52-0534
江津や浜田の地元でとれる新鮮な魚と野菜を使った本格イタリアンが味わえるお店です。料理の味わいをより深める豊富なワインも楽しめます。 有福温泉のセントラルキッチン的な存在で、温泉街 の宿に宿泊する人は事前予約も可能です。鈴木さんは浜田漁港で獲れた鮮魚のカルパッチョ、ポークグリエ、シェフ自慢のパスタなどたくさんのメニュー が楽しめるディナーコースを満喫しました。
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住所/
島根県江津市有福温泉町 690
お問合せ先/
有福 BIANCO TEL:0855-56-2620
50年前に建てられた古い旅館をリノベーションして、2022 年 7 月に有福温泉でオープン。新築から家具、雑貨などを手掛ける地元の建築・デザイン会社が運営しており、「てしごとの、そばで。」をコンセプトにしたホテルです。
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住所/
島根県江津市有福温泉町 697
お問合せ先/
Showcase Hotel KASANE TEL:0855-56-0011
石見各地で石見神楽の定期公演が行われています。今回、鈴木さんが巡った大祭天石門彦神社(三宮神社)と有福温泉もその会場です。毎週末 1 ~ 2 時間などの短い時間で石見神楽を楽しむことができます。定期公演では代表的な演目が演じられることが多く、さらに親切な解説付きの会場もあるので、初めて観る人にもわかりやすくおすすめです。