大森の町並み地区は、銀山に隣接して発展した町で、江戸時代の武家屋敷や代官所跡、石見銀山で栄えた豪商・熊谷家住宅など、歴史的な建造物や文化財が当時の面影を今も残しています。大森の町並みは、人々の日々の暮らしと共にあり、古さを活かした地域ぐるみの町づくりは、全国的にも大変有名です。「タイムスリップしたような感覚になる、そんな町ですね。」と鈴木さんも懐かしい気持ちになりました。
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住所/
島根県大田市大森町
お問合せ先/
一般社団法人大田市観光協会 TEL:0854-88-9950
資料館やお寺、ショップが集まる町並みエリアと、間歩(まぶ)と呼ばれる坑道跡が点在する銀山エリアに大別され、町並みエリアは片道徒歩20分、銀山エリアは片道徒歩45分ほどの距離。車で行く場合、石見銀山世界遺産センター駐車場に停めて移動しましょう。石見銀山散策の移動方法には徒歩・電動レンタサイクル・「ぎんざんカート(電動ゴルフカート型車両)」があります。
Web Site
石見銀山の大森の町並みに本店を構える群言堂。東京をはじめ全国各地に店舗があります。昔ながらの生活文化や素朴さを大事にしながら、「復古創新」をテーマに衣食住美に関するこだわりの商品を販売しています。鈴木さんは石見焼を手に取り「おもてなしに使うと喜ばれそうですね。」と器の手触りを確かめました。カフェも併設されており、素敵な中庭を眺めながら素材のうまみや旬を活かしたランチ、スイーツやドリンクも楽しめます。
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住所/
島根県大田市大森町ハ 183
お問合せ先/
石見銀山群言堂本店TEL:0854-89-0077
大森地区にはカフェや喫茶、お食事処などのお店もあります。途中でほっとひと休みすることができます。詳しくは下記リンクをご覧ください。
世界遺産 石見銀山にあるカフェ・食事スポット
拝殿の鏡天井に極彩色の「鳴き龍」のある神社。絵の真下に描かれている丸い印の中に座って手をたたくと、まるで龍が鳴いているかのように、リンリンと澄んだ音が鳴ります。
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住所/
島根県大田市大森町イ 1477
お問合せ先/
一般社団法人大田市観光協会TEL:0854-88-9950
間歩とは鉱山の掘り口のことで、龍源寺間歩は世界遺産・石見銀山遺跡の中で唯一、常時公開されている坑道です。中は、冬あたたかく夏はひんやりとしています。龍源寺間歩は、江戸時代中頃に開発されたもので長さは600m。閉山するまでの約230年もの間、良質の銀鉱石が多く掘り出されました。当時の人が手作業で掘った間歩は、入口が少し小さめ。地元ガイドの人と一緒に少しかがみながら間歩へ入った鈴木さんは、外との気温の差にびっくり。当時に思いをはせながら歩きました。
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住所/
島根県大田市大森町ニ 183
お問合せ先/
大田市観光振興課 TEL:0854-82-1600
「石見銀山ガイドの会」の皆さんが、石見銀山の歴史、産業遺産の価値、大森の町の魅力をわかりやすく説明し案内しています。一緒に歩くことで、世界遺産の石見銀山をより深く理解できます。
Web Site
石見銀山にある1789年創建の武家屋敷を再生した宿泊施設。「群言堂」の創業者、松場登美(まつばとみ)さんが10年以上暮らしながら改修をし、合計21年間の歳月をかけて、2022年にやっと一通りの改修を終えた、時と想いを紡いだ宿です。竈のある台所で、宿泊者みんなでごはんを食べるのが特徴の一つ。松場さんと語らいながら、「同じ釜の飯を食うという言葉がありますが、まさにそのとおりですね。」と鈴木さんも笑顔を見せました。部屋では自分でコーヒーを淹れることもでき、窓から見える中庭を眺めながら、3日間の旅の思い出を振り返りました。
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住所/
島根県大田市大森町ハ 159-1
お問合せ先/
他郷阿部家 TEL:0854-89-0022