いぐり凧絵付け体験
- 体験
- 隠岐エリア
2023.06.29掲載
ぺたぺた色を塗って凧作り!隠岐の伝統に触れる「いぐり凧絵付け体験」
春の訪れを知らせる、隠岐の風物詩「いぐり凧」。
江戸時代後期から現在まで受け継がれている伝統的な凧で、隠岐の島町の無形民俗文化財に指定されております。おめでたいことがあった際に揚げられる“祝い凧”として、島の人々に愛されてきました。
「いぐり凧絵付け体験」では、色塗りをメインとした凧作りに挑戦できます。親子で楽しめるクラフト体験を通して、島が誇る伝統に触れてみませんか?
体験場所は、隠岐の島町にあるフェリー・高速船の発着港・西郷港近くの「隠岐ポートプラザ2階」にあります。ご利用日の前日までにご予約が必要です。
到着すると、まず出迎えてくれるのは、体験をサポートしてくれる朗らかな笑顔の地元ガイドさん。そして、大迫力の凧たち!
「いぐり凧」はフォルムも特徴的で、凧の周囲には10個の耳が付いています。この形が耳をえぐったように見えることから、“えぐる”の発音が転じて“いぐり”と呼ばれるようになったそうです。
色鮮やかな凧たちに見守られながら、体験スタート。ガイドさんに教えてもらいながら、下絵のついた和紙に色を塗っていきます。
“ここは何色にしたい?”
“カラフルにしたら、格好良くなりそうだね!”
“この色が好き”
配色のお手本を見ながら。
みんなで相談しながら。
じっくり考えながら。
自分のスタイルで色を塗っていきましょう!
ガイドさんは、凧作りのアドバイスはもちろん、「いぐり凧」や隠岐にまつわる話もいっぱい教えてくれます。その土地で暮らす人々との交流も、旅先ならではの貴重な体験。色塗りしながら、ガイドさんとのおしゃべりも楽しんでくださいね。
さぁ、思い思いの作品に仕上がったら、骨組みに貼り付けて凧の完成です!
出来上がった凧は、その場でお持ち帰りOK。凧作りのあとに、凧揚げも楽しめます。
隠岐の島町では、毎年4月に「隠岐いぐり凧まつり」が開催されています。お祭りでは、初節句を迎える赤ちゃんの名前が書かれた大きな凧を揚げ、子どもたちの健やかな成長をみんなで願うのだとか。
大切に受け継がれてきた想いと、未来への希望を乗せて作られる「いぐり凧」。
そんな縁起の良い凧を、親子で一緒に作って、空に揚げる。
なんだか、とびきり素敵な旅の1ページになると思いませんか?
ライター・宮島美夕夏
フリーライター。旅先の人・文化・風習と出会うのが好き。食べるのも好き。観光スポットも、お土産を買うのも好き。つまり、旅が大好き。
いぐり凧絵付け体験
- ● 住所
- 島根県隠岐郡隠岐の島町中町目貫の四54-3(隠岐ポートプラザ 2階)
- ● TEL
- 08512-2-7100 隠岐旅工舎
- ● 料金
- 1人/2,000円(税込)
- ● 体験時間
- 90分
- ● 申込方法
- 隠岐旅工舎 TEL 08512-2-7100
掲載内容に変更があった場合は、島根県観光連盟までお知らせください。
TEL:0852-21-3969