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高速道路ICに直結!
アクセス最高の
コワーキングスペース
「10IRO」(江津市)

山陰道江津インターチェンジ(IC)に直結し、「じばさんセンター」の愛称で親しまれる江津市地場産業振興センター内にあるコワーキングスペース「10IRO(トイロ)」。江津市では伝統的なものづくりに加え、近年では起業支援にも積極的な取り組みが進む中、2022年4月に開設されました。地元のビジネスパーソンやフリーランスの人たちが活用しています。

コワーキングスペース「10IRO」がある江津市地場産業振興センター
おしゃれな看板が印象的な入口

入口のおしゃれな看板を通り過ぎて室内に入ると、13席分の座席が用意されています。パソコンの画面を投影できるパネルを備えた会議用ブース1部屋、内側から鍵を掛けられる個人ブースは2部屋あります。

オープンスペースなどがある10IRO内
モニターもある会議スペース
集中したい人のために、個人ブースも用意

「利用者は市内外いろいろです」と、江津市商工観光課の焼杉尚生さん。市内はフリーで働いている人たちが気分転換に立ち寄るほか、東京、大阪、名古屋、広島と県外の利用者もいるそうです。県外者の利用が多いのは、仕事で立ち寄り、パソコン作業するビジネスパーソンの姿が多い他、近くに12社が工場などをかまえる工業団地があることも関係しているようです。また、居心地の良さからか、何度も使う利用者も多いとか。

オープンスペースでは利用者同士の交流も

施設の隣にある「cafe桜co..」も、利用者確保に一役買っています。ドリップコーヒーなどの飲み物は10IRO内への持ち込みが可能で、おいしいコーヒーやラテを味わいながら、業務することが可能です。

cafe 桜 co..
café 桜co..自慢のテイクアウトドリンク

じばさんセンター内の常設展示場には石見焼や石州和紙、勝地半紙などの伝統工芸品に加え、特産品なども販売されているほか、6室のサテライトオフィスが用意されており、現在は3室が利用されているということです。焼杉さんは「コワーキングスペースの利用者とサテライトオフィスの企業が交わるような仕掛けづくりもしていきたい」と展望を話します。

石見焼などが販売されている常設展示場

江津市は、地域を活性化するビジネスプランを募集し、受賞者に活動資金を提供して実際に起業してもらうビジネスコンテスト「GO―Con(ごうこん)」を毎年開催し、外の力を積極的に取り入れていることでも知られています。「GO―Con」の受賞者が事業を立ち上げる際にもコワーキングスペースを使ってほしいとの思いもあるということで、今後は江津のまちづくりの拠点に育っていく施設といえそうです。

「10IRO」を管理する合同会社じばさん石見の中村悦子さん(左)と市商工観光課の焼杉尚生さん

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