歴史も！武者も！忍者まで！？お城って、実はこんなに楽しいんです「松江城」

多くの人を魅了してやまない松江のランドマーク、国宝「松江城天守」。築城から400年以上の時を経た今なお、当時のままの威風堂々とした貴重な姿を残しています。

お城の楽しみ方は十人十色です。歴史に想いを馳せるもよし、写真を楽しむも良し、御城印をコレクションするもよし。もちろん、子どもと一緒に楽しめるポイントも、たくさんあります！

見るだけで終わったら、もったいない。歴史と武者たちに出会える場所で、親子の思い出を作りましょう。

松江城に来たなら、絶対に行きたいのが天守。

お城の中核をなす一番大きな建物は「天守」と呼ばれ、松江城天守は全国に12城しか残っていない現存天守のひとつです。くわえて、国宝に指定されている5つの現存天守のうちのひとつでもあります。

外観の美しさだけでなく、攻守に優れた構造を持つと言われる天守内部は、まるで仕掛けいっぱいの迷路のよう。侵入してきた敵を迎え撃ち、お城を守るための仕掛けを随所で見つけることができます。

そして、急な階段を一生懸命に登った先に待っているのは、松江城下町を見渡す360度の大パノラマ！

「天狗の間」と呼ばれる天守最上階には壁がありません。松江を吹き抜ける風を感じながら、しばしの間お殿様気分で絶景を満喫しましょう。

天守からの景色を楽しんだあとは、城内を散策。

混同されがちですが、もともと「お城」とは、敵の侵入を防ぐための防衛施設全体をさす言葉です。つまり、天守だけではなく周りを巡るお堀・門・石垣なども、すべて「お城」になります。

子どもと一緒に散策するなら、ぜひ「石垣」に注目を。松江城内を歩いていると、いたるところで目に入る石垣ですが、お楽しみは歴史風情を楽しむだけではありません。

城内の石垣をよくよく探すと、不思議な刻印が施された石垣を発見できるはずです。この刻印は、築城した堀尾家が石垣を築く際に動員した人たちを示すと考えられています。刻印は1種類ではなく、色々な形があるのも面白いポイントです。

どんな形があるか、いくつ見つけられるか、宝探し気分でチャレンジしてみてくださいね。

土日の来城なら、ぜひ会いたいのが「まつえ若武者隊」です。時を越え現世に甦った武者たちが無料で記念撮影に応じてくれるので、旅の記念にぜひお願いしてみましょう。

言葉づかいも時代劇でお馴染みの侍言葉そのもの。まつえ若武者隊との遭遇は、まるでタイムスリップしたような気分にさせてくれます。また、お城ならではの忍者とのゲームや天下一やさしい紙芝居なども不定期で開催。運が良ければ、より思い出に残る体験もできますよ！

「まつえ若武者隊」の松江城出陣は土日が中心となります。詳しい出陣スケジュールやイベントの情報は、公式HPをご確認ください。

◆まつえ若武者隊　ttps://ameblo.jp/matsue-wakamusya-tai/

歴史好きの子どもがいるなら、毎週土曜日に定期開催されている「まつえ時代案内人」の「最強の城を攻める！松江城郭ガイドツアー」に参加するのもオススメです。武者姿の「まつえ時代案内人」が、“天下一やさしいお城ガイド”を合言葉に、築城から400年を超える国宝松江城の魅力を語ります。

◆まつえ時代案内人　https://www.kankou-matsue.jp/machiaruki/course/desc/?id=9

松江城内にある「ぶらっと松江観光案内所」には、コインロッカーが設置されており、ベビーカーなどの大きな荷物を預けることも可能（ともに有料）。また、授乳やおむつ替えのスペースも提供してもらえます。上手に活用して、松江城の散策を身軽に楽しんでくださいね。

松江城の大きな魅力のひとつが、自然との共演。

春は桜、夏は新緑、秋は紅葉に光のイベント松江水燈路、冬は雪化粧。

見どころいっぱいの松江城に、親子の“楽しい”を見つけに行く旅。いざ出陣です！