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II 調査結果の概要1. 観光客入り込み数・観光消費額(1)観光客の入り込み数と動向平成15年の島根県の観光客入り込み延べ数は25,164千人で、うち県内からの観光客数(以下「県内客」という。)は10,141千人、県外からの観光客数(以下「県外客」という。)は15,023千人であった。これは前年と比べると、入り込み延べ数で67千人(0.27%)の減となった。 〈平成15年観光客入り込み延べ数〉
観光客入り込み数がほぼ前年並みとなったのは、1月から7月まで対前年比減が続いたものの、8月以降は前年を上回るようになったことによるものと考えられる。 入り込み数減の要因としては 1) 全国的な傾向として厳しい経済環境が続き、消費動向が弱かった
こと等によるものと考えられ、2) 春の行楽シーズン(3月〜5月)に雨天が多かった 3) ゴールデンウィークは飛び石型で、曜日配列に恵まれなかった 4) 低温、長雨と記録的な冷夏に見舞われたため、海水浴客が大幅に減少した 入り込み客増の要因としては、 1)山陰路観光キャンペーン(JRデスティネーションキャンペーン)の実施
2)徐々に景気回復の兆しが見られはじめたこと等によるものと考えられる。 なお、観光客入り込み延べ数から算定した観光客入り込み実数は8,087千人で、うち県内は3,885千人、県外は4,202千人と推計される。 〈平成15年観光客入り込み実数〉
〈観光客入り込み数の推移〉 ![]() 〈月別観光客入り込み状況〉 ![]() (2)観光消費額平成15年の県全体の観光消費額は100,395百万円(−2.85%)と推測される。観光客入り込み実数は、ほぼ前年並み(−0.74%)であったが、宿泊客数が減少したこと等により、結果として2.85%の減となった。 〈平成15年観光消費額〉
(3)主要観光地の観光入り込み延べ数市町村及び観光地・観光施設ごとの入り込み延べ数の上位10箇所は以下のとおりである。
(4)地域別の観光客入り込み延べ数地域別の観光客入り込み延べ数をみると、増加したのは、安来地域、大田地域で、安来地域は足立美術館が米国の庭園専門誌で日本庭園ランキング一位に選ばれたことによる誘客効果等により67千人(+6.33%)の増加、大田地域は三瓶小豆原埋没林公園のオープン及びさんべ温泉スキー場が積雪に恵まれたこと等により99千人(+4.36%)増加した。減少したのは、松江地域、雲南地域、出雲地域、浜田地域、益田地域、隠岐地域で、景気低迷やゴールデンウィークの曜日配列の影響に加え、記録的な冷夏で海水浴客が減少したこと等により、この地域全体で234千人(−1.07%)の減少となった。〈地域別月別観光客入り込み延べ数〉 |
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