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あの人が恋した、津和野に出会う旅
住人たちの語る津和野旅の魅力

歴史的な町並みで知られ山陰の小京都と呼ばれる、島根県津和野町。この山あいの小さな町に、近年クリエイティブな感性を持つ新たな住人が増えています。みんなが津和野に惹かれた理由とは? 日本各地を巡り津和野を選んだ3人がその魅力を語ります。

「気になる1人を訪ねれば
面白い人とつながっていく町」
建築デザイナー・大江健太さん

1人目は建築デザイナーで、津和野の自然農レストラン「糧」のオーナーを務める大江健太さん。生まれ育った千葉県のハウスメーカーで働いていた大江さんが島根県に移り住んだのは約8年前。縁があって紹介してもらった江津市の建築デザイン会社での仕事がきっかけでした。
 
「30歳くらいから建物を作るだけじゃなくて、集う人のコミュニケーションからデザインしたいと考えるようになったんです。そんな時江津市で循環型の建築デザインに取り組む会社を紹介してもらって、働かせてもらえることになったんです。初めて山陰に来た時は感動しました。石見や萩を見て回ったんですけど、山陰の風景ってこんなに美しんだって。日本の原風景が残っているし、この風景の中で暮らしたいと思ったんです」

そして縁もゆかりもない島根県で建築デザイナーとして働きはじめた大江さん。しかし夢中で打ち込みすぎたあまり、体調を崩してしまいます。
 
「仕事はめちゃくちゃ楽しかったんですけど、とにかく忙しくて。体調を崩したことで、しばらく休養して自分の体に向き合ったんです。その時に、食べることで体をケアしたり、食から生き方を学ぶ場所を作りたいって思うようになって。その後日本各地を旅していた時、津和野で農家レストランを立ち上げようとしている人がいると話を聞いて会いに行きました。それがきっかけで一緒に『糧』を始めることになったんです」

「糧」は津和野の大正6年につくられた畑迫(はたがさこ)病院の建物をリノベーションして生まれた施設。カフェでは地元の旬の食材を味わえ、書店やショップを併設。暮らしや学びにまつわるイベントも開催しています。建築と食という、大江さんの思いがひとつの形になった場所です。

大江さんがオーナーを務める「糧」

大江さんのデザインによる、文化財に指定されている旧畑迫病院の内装を生かした空間。ランチやカフェが楽しめる。

食や暮らしにまつわる本が揃う、独自のセレクトが光るブックストアコーナー。

日本の在来種や固定種の種をシェアする「種の図書館」活動。


島根県鹿足郡津和野町邑輝829-1
TEL 0856-72-0339

現在の大江さんは「糧」の運営を行うとともに、建築デザイナーとして独立。津和野で暮らしながら地域の店舗などを手掛け、さらには年に2回の蚤の市などイベントの運営も。今やすっかり津和野のキーマンですが、津和野に魅せられた理由とは何でしょうか?
 
「津和野は小さな町です。でもその規模感がちょうどよくて、町の全体像を掴んでいる感覚があるんです。小さなエリアに面白い人が集まっているから、誰か1人を訪ねると次の誰かを紹介してくれて、どんどんつながっていく。旅で数日滞在するだけでも、きっと顔見知りが増えていくと思います。そして空気と水がきれいで、食べ物がいい。津和野の食べ物はエネルギーがあって美味しいんですよね」

では、旅で津和野に訪れる人におすすめのプランは?
 
「津和野は多面的な魅力があるので、過ごし方は人それぞれ。田舎の暮らしに触れたり、歴史を感じたり、食やアートも面白い。まずは1人気になる人を見つけて訪ねてみてはどうでしょう。そこで話をすると『それならこの人に会いに行くといいよ』と教えてもらったり、次の目的地が見つかるはず。人との出会いの中で自分なりの津和野を発見してもらえたら嬉しいですね。ちなみに僕と妻が暮らす家は民泊もやっているので、うちを訪ねてもらうのも大歓迎。夜な夜な話をしながら、津和野の魅力を紹介しますよ。新しい人と出会えるのは僕も嬉しいですから」

大江さんおすすめの津和野のスポット

田舎暮らしの魅力に触れる
「bluebearの薪ストーブ屋さん」

(村上さん提供写真)

薪ストーブの展示販売を行こちらのお店では、薪割りや料理、サウナなど薪ストーブのある暮らしの素晴らしさに触れられます。「店主の久富さんと話すと、田舎の暮らしっていいなあって感じます。都会にいた頃は薪ストーブの暮らしって考えもしなかったですけど。特に都市部から訪れた人は、自分の暮らしや働き方を見つめ直す機会にもなるはずです」(大江さん)

店主の村上久富さん。薪ストーブの販売・施工・メンテナンスに加え、薪の販売も行う。(村上さん提供写真)

お店では実際の薪ストーブを囲みながら田舎暮らしの魅力を体験できる。(村上さん提供写真)

薪ストーブは料理や防災にも役立ち、薪を使うため里山の整備にもつながる面も。(村上さん提供写真)

bluebearの薪ストーブ屋さん
島根県鹿足郡津和野町相撲ケ原587
TEL 090-8247-1983

津和野に伝わるお茶文化を知る
「香味園上寮茶舗」

「香味園上領茶舗」は、津和野で飲み継がれる「ざら茶」を扱う老舗。ざら茶とはマメ科の植物「カワラケツメイ」を使った無農薬・ノンカフェインのお茶。「僕が店舗のリノベーションに関わっているお店です。店主の瑠美さんとフランス人のアディさん夫妻がとても素敵。和野の暮らしの歴史など面白い話を聞かせてくれますし、お茶もおいしい。ほっとする場所です」(大江さん)※現在はカフェ機能を備えた近隣の新店舗に移転。

津和野名産の「ざら茶」。地元の人は毎日のお茶として飲む、津和野の日常の味。

りんご&シナモン、ローズなどざら茶のブレンドティーも人気。

りんご&シナモンブレンド。ほんのりスパイシーでスイーツにぴったり。ノンカフェインなのも人気の理由。

香味園上領茶舗 
島根県鹿足郡津和野町後田ロ263(新店舗)
TEL 0856-72-0266

サイクリングや散歩が楽しい
「石垣のある風景」

津和野町のいたるところで見かける石垣。赤瓦や漆喰の白壁とともに、情緒ある津和野の風景を生み出しています。「石見は赤瓦の町並みが有名ですけど、個人的には石垣が大好きです。こぢんまりとしてかわいらしい津和野の風景に石垣がよく似合うんですよね。この風景は独特ですし、ふらっと散歩やサイクリングするだけでも気持ちいいですよ」(大江さん)

歴史的建築でイベントを楽しむ
「藩校養老館」

1786年に津和野藩により創設された「藩校養老館」は歴史的な建築が見どころ。1855年に現在の場所に移転し、この1855年当時の建物を復元・保存しています。「津和野は歴史的な文化財が多くて、たとえば養老館の空間は一見の価値があります。僕は年に2回養老館を会場に蚤の市を開催していますが、実は津和野町民以外も申請が通れば借りられるんです。旅好きの方は、旅先でイベントを企画するアグレッシブなプランはどうでしょうか? 僕たち住民も楽しいですし、相談に乗りますよ」(大江さん)

大きな梁が印象的な建築空間。蚤の市では出店者のブースが並ぶ。

現在は剣術教場と槍術教場、御書物蔵の3棟が残る。

学問や武道を学ぶ場として創設され、かつて武士の子どもたちが通った。

藩校養老館 
島根県鹿足郡津和野町後田ロ66 
TEL 0856-72-0300(津和野町郷土館)

「あわただしい日常を離れて
自分をゆるめる旅を」
俵種苗店 SHIKINOKA店主/空間デザイナー・俵志保さん

続いての案内人は、空間やプロダクトのデザイナーや染織作家として活動する俵さん。京都の大学で染織を学び、関西や関東での暮らしを経験し津和野へ移りました。
 
美術館の学芸員やホテルの美術ディレクションなどを経て2021年に祖父母が営んでいた種苗店を継業。昨年は古民家を改修したギャラリーレンタルスペース「SHIKINOKASHA(シキノカシャ)」をオープン。さらには同建物内に津和野の職人技をふんだんに取り入れた一棟貸しの宿泊施設を2023年にオープン予定。アートやデザインの視点から津和野の新たな盛り上がりを生み出しています。
 
「うちの種苗店は明治初期から続いていて、看板は昔のままなんです。種苗や器やお茶、スパイスの量り売りなどもやっています。ギャラリーでは音楽や食にまつわるイベントを企画したり、作家さんの展示をしたり。中心にあるのは『生きることは食べること』という思いなんです。どこで誰とどう食べるかって大事だし、人と集まって話す時間の豊かさを伝えたくて」

俵さんが営む「俵種苗店 SHIKINOKA」

明治初期から続く種苗店の空間を生かし、種苗やお茶、器などが並ぶ。

在来種や固定種の種も豊富に揃う。

明治時代に作られた建物。往時の趣を残す看板が目印。

山陰の陶磁器やガラスの器、俵さんがデザインしたオリジナルの食器も扱う。

俵種苗店 SHIKINOKA  
島根県鹿足郡津和野町後田ロ212
TEL 0856-72-0244

俵さんが新たに手掛ける一棟貸しの宿は、まさに人が食のまわりに集い話す場所。暮らしの豊かさを大切にする彼女が感じる津和野の大きな魅力は、きれいな水と空気から生まれる食だといいます。
 
「津和野に暮らすようになって、料理の味付けが変わりました。野菜の味が濃いから、ぱっと塩胡椒をふるだけで美味しいから。水もきれいで水道水がぶがぶ飲めるし、野菜もお米も美味しくて。それから、津和野は日本三代芋煮のひとつなんですよ。炙り鯛の出汁を使った芋煮は津和野の秋の風物詩です」

炙った鯛の出汁で粘りの強い特産の里芋を煮込む津和野の芋煮。

「津和野は四季がはっきりと感じられる気がします。伝統的なお祭りや行事が残っていて、それも季節を感じさせる理由かも。。春なら神社に桜が咲いて流鏑馬があるとか、秋が近づくとツガニ(上海蟹の仲間の川蟹)のミソが食べられるなとか。あとは町がかわいいのも好きなところ。高台から見ると赤瓦が並んでおもちゃの町みたいなんですよ」

“箱庭のよう”とも称される津和野の町並みは、赤瓦の屋根が特徴。

では、旅で津和野を訪れる人におすすめの過ごし方は?
 
「できれば2、3泊ゆっくり過ごしてほしいですね。予定を詰め込まずふらっと散策したり。ぼおっと過ごす旅っていいですよね。津和野は風景もきれいですし、のんびり歩くにもほどよい規模。慌ただしい日常をはなれて、自分をゆるめる旅に津和野はぴったりだと思います」

俵さんおすすめの津和野のスポット

畳敷きのゴシック建築
「津和野カトリック教会」

神社仏閣の多い津和野の中でひときわ目を引くのが中心部の教会。「ゴシック建築に畳敷きという珍しいつくり。ステンドグラスが綺麗で、外観もかわいいんです。それから乙女峠の上にもうひとつ『マリア聖堂』という建物もあるんですよ。静かな山道を登ると小さな礼拝堂があって、世界各地のカトリックの方が巡礼に訪れます」(俵さん)

町の中心部に建つ津和野カトリック教会。昔ながらのなまこ塀にゴシック建築の組み合わせは希少。

乙女峠マリア聖堂へ至る道。谷川に沿った苔むした林道を5分ほど登る。

乙女峠のマリア聖堂。明治初期に弾圧を受けたキリシタン殉教者追悼のため1951年に建てられた。

乙女峠マリア聖堂 
島根県鹿足郡津和野町後田 乙女峠 
TEL 0856-72-0251
 
津和野カトリック教会  
島根県鹿足郡津和野町後田ロ66−7 
TEL 0856-72-0251

津和野出身の世界的画家を知る
安野光雅美術館

津和野出身の画家・安野光雅さんの作品を展示する美術館。津和野を描いた作品も多く、作家の視点を通してありし日の津和野の風景に触れられます。「空間も素敵ですしプラネタリウムがあったりしてゆっくり過ごせます。展示作品はもちろん、美術館そのものに訪れる価値があると思います。安野光雅さんの『旅の絵本』シリーズは、旅好きの方は特におすすめです」(俵さん)

美術館内の展示空間。貴重な原画が常設されている。

館内は昭和初期の木造の教室を再現している。

代表作のひとつ「旅の絵本」シリーズや、ふるさと津和野を描いた「津和野」など安野光雅作品の販売も。

安野光雅美術館
津和野町後田イ60-1  
TEL 0856-72-4155
休館日:毎週木曜日、12/29-31 詳細は公式HP、SNSへ
公式HP
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津和野の新名産
「クロモジ茶」

俵種苗店SIHIKINOKAで作っている無農薬のお茶。地域でとれた日本固有のハーブと言われるクロモジを使用。ほんのりと甘い香りで、息抜きの時間にぴったり。「津和野に新しい名産品が増えたらいいなと思って作りました。ダウン症の子どもに絵を教えている友人がいて、パッケージにはその絵を使っています」(俵さん)

「いいお店には素敵な人がいる
津和野の魅力は人の魅力です」
SALON HORNオーナー・長田妃女乃さん

大阪でヘアスタイリストとして活動していた長田妃女乃さんが、夫婦で津和野に引っ越したのは3年前。日本中を夫婦で旅して選んだのが津和野でした。
 
「子どもを育てるなら水のきれいな場所がいいねって夫と話していたんです。理想の場所を探して二人で日本中を巡る中で津和野に訪れました。その時、初対面の方が会うなり『暑かったでしょ』と水をくれたんですよ。出会う人みんなが本当にやさしくて。津和野が好きになった一番の理由は、人かもしれないですね」

そんな長田さんが2021年にオープンさせたのが「SALON HORN」。津和野のメインストリートにある古民家をリノベーションした、カフェとヘアサロンを併設したお店です。
 
「この古民家はもともと、40年前に地元の人たちに愛されたカフェだったんです。この物件を借りるときに、『お店をやるなら、またカフェをやってほしい』って地域の人から言ってもらったんです。それでカフェの中に小さなヘアサロンを作ることにしたんです。誰にとっても居心地のいい場所にしたくて」

店内に飾られている40年前の「ほるん」時代のマッチ。安野光雅さんの描いた文字を使ったデザイン。
 
店名の「SALON HORN」は、40年前のお店「ほるん」から。ちなみに「ほるん」の命名は津和野出身の画家・安野光雅さんで、当時の店主がホルン奏者だったことから名づけられたそうです。
 
お店には安野さん直筆の色紙が残っていたり、40年前のエピソードも伝わっているそう。安野光雅美術館を訪れた後は、SALON HORNでコーヒーを飲みながら往時の津和野に思いを馳せるのもおすすめです。

長田さんの経営する「SALON HORN」

赤瓦と漆喰の白壁という津和野らしい外観。

長田さんやお客さんが選んだ本をコメントつきで販売。

カフェスペースの一角にあるヘアサロンブース。

SALON HORN
島根県鹿足郡津和野町後田 イ58-3 電話番号非公開。
予約・問合せは公式HPより。

長田さんに津和野のおすすめを聞いてみると、まず挙がったのが津和野川の河川敷。桜並木の下でのんびりと過ごす時間が最高だそう。 「あたたかい日にタオル1枚と好きな本を持って河原に出かけるんです。お弁当を持って行くのもいいし、『アルチジャーノ』っていう近くのイタリアンでピザをテイクアウトするのもいいですね。タオルの上に寝転がって、鳥のさえずりや川のせせらぎを聞きながら本の世界に浸って。眠くなったら本を顔に乗せて昼寝する。もう最高ですよ……!」

津和野川沿いにある「水辺のテラス広場」。春の桜並木も見どころ。

では、津和野に訪れる旅人に、長田さんがおすすめするプランは?
 
「太皷谷稲成神社へ登って津和野名物のお菓子・源氏巻きを食べるのは外せないとして……でも、できれば何日かのんびり滞在してほしいんですよね。人気のスポットを巡ってサクっと帰られる人も多いんですけど、それだけじゃもったいないなって思います」

「津和野には訪れるだけで、その日がいい1日になるようなお店がたくさんありますし、それはお店の方が素敵だから。他にも郵便局の方が明るくてお世話好きだったり、バスの運転手さんが親切だったり。そうした日常の何気ない会話を楽しんでもらえたら、津和野の良さが深く感じられるはずです」

長田さんおすすめの津和野のスポット

長田さんの祖父母も夢中 
三松堂の「こいの里」

老舗和菓子店「三松堂」オリジナルのお菓子「こいの里」。赤小豆や寒天など羊羹と同じ素材を使いながら、練り羊羹とは一線を画すサクっとした食感。舌で溶ける口当たりもやみつき。「手が汚れないように包装や素材まで考え抜かれていたり、こだわりと努力に感動します。敬老の日に祖父母に送ったら『毎年これを送ってほしい』ってせがまれました(笑)」(長田さん)

三松堂本店の阿部龍太郎さんは津和野生まれ津和野育ちの地元通。「ぜひ気軽に話しかけてくださいね」。

1956年創業、津和野を代表する老舗和菓子店。自家製のあんの絶妙な味わいにファン多数。

さくら餅やいちごの大福など、季節のお菓子を毎年楽しみにしている地元の人も多い。

和菓子処 三松堂 津和野本店 
島根県鹿足郡津和野町森村ハ195 
TEL 0120-174-006

うどんの名店の隠れ名物
「みのや」のよもぎ団子

「たぶん津和野でいちばん人気のお店のひとつ。お正月には50人以上並んだりするんです。うどんが美味しいのはもちろん、ご夫婦の人柄が素晴らしくて。私の一押しはよもぎ団子。本当に美味しいですよ」(長田さん)。注文を受けてから茹でるよもぎ団子。アツアツふわふわの食感が楽しめます。

SALON HORNの真向かいにある「みのや」。藁葺きの屋根と提灯が目印。

一番人気の「しこたまうどん」。薬味含め10種以上の具合が乗った満足感ある一品。

テイクアウトできるわらびもち。津和野川沿いの「水辺のテラス」で食べるのもおすすめ。

お食事処 みのや 
島根県鹿足郡津和野町後田イ751
TEL 0856-72-1531

津和野に来たなら外せない
「太皷谷稲成神社」

トンネルのように連なる「千本鳥居」の参道で知られる日本五大稲荷のひとつ。願望成就のほか商売繁昌の神様として信仰を集める。「津和野に来るならここ!っていう感じの定番のスポットで、やっぱり外せないですよね。上まで登ると津和野の町が見えて綺麗ですよ」(長田さん)

奉納された鳥居の数は1000本と言われる「千本鳥居」の続く参道。

駐車場横の売店などで購入できるお供え用の油揚げ、ろうそく、マッチのセット。

願望成就のほか、商売繁盛、開運厄除の神として知られ、初詣には毎年数十万人の参拝客が訪れる。

太皷谷稲成神社 
島根県鹿足郡津和野町後田409
TEL 0856-72-0219

ローカルの味に出会うもよし、建築や風景を楽しむもよし。自然の美しさに触れたり、田舎暮らしを体験したり……小さなエリアに多様な魅力が集まる津和野だから、気ままに歩いて発見を楽しむのもまたよし。3人が教えてくれた場所や人を手がかりに、津和野へ訪れてはどうでしょう。その先にきっと、自分だけの特別な出会いと発見が待っています。

Photo/ Yuri Nanasaki

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