目の前は日本海！　食べて泳いで親子の休日満喫

浜田海岸県立自然公園エリアにある、のどかで小さな唐鐘漁港。港の目の前にある「民宿しまや」は、日本海の海の幸をふんだんに使った料理が自慢の宿です。それもそのはず、契約漁師がその日に獲った魚貝類を新鮮なうちに調理。夏の主役真イカをはじめ、ブリやアジなどがフライや刺身としてテーブルに並びます。素材の持ち味が存分に発揮された郷土料理を味わう贅沢な時間を堪能できます。子ども用のメニューはありませんが、食材の相談やアレルギーの対応は可能なので、心配なことがあれば事前に相談を。

客室は8室。洋室もありますが、子ども連れなら添い寝しやすい和室がおすすめ。お風呂は共同浴室で、グループ単位で利用できます。他のお客さまとは一緒にならないので、安心してゆっくりできます。

宿を出て５分も歩けば、県内有数の国府海水浴場に。約１キロにわたり、なめらかな白砂が気持ちよく、遠浅の地形なので子どもが泳いでも安心です。サーフィンやボディーボードも楽しめるほか、夕日がきれいなため写真撮影のスポットとしても人気です。

忘れてはいけない見どころがもう一つ。石見畳ケ浦も徒歩圏内。国府海水浴場から海沿いに東へ15分。トンネルと洞くつを潜り抜けると、大きな石がぼこぼこと表れる広大な岩場風景が現れます。広さは東京ドームがすっぽり入ってしまう4.9ヘクタール。1600万年もの長い時間をかけて隆起と沈降を繰り返し出来上がった広大な岩場なのです。地質学的に大変貴重で、国の天然記念物にも指定されています。よく見ると、かつて浅瀬の海だったことを伝えてくれる、さまざまな貝の化石が点在しています。運が良ければ流木や鯨の骨の化石も見つかるかも。親子で探し歩いたら、ちょっとした探検気分が味わえそう。

パパもママも童心にかえり、泳いで食べて探検して、夜は潮騒を聞きながらぐっすり眠れそう。海遊びの拠点としてリピーターが多い宿というのもうなずけますね。