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善光寺

県下では数少ない時宗寺院で、山号は一碕山です。(弌碕山)
宇治川の先陣争いで名高い佐々木高綱は、その後出家し心瀧(しんろう)と称し諸国を巡回したが、正治2年(1200)この地にとどまって善光寺を創建し、ここで没したと伝えられています。もと浄土宗系であったと思われますが、その後退転していたものを、元禄年間(1688~1704)覚阿良空上人が時宗寺院として中興。本尊の金銅造阿弥陀如来立像は一光三尊のいわゆる善光寺如来の典型的優品で、鎌倉時代初期の作です。国の重要文化財ですが、長らく奈良国立博物館に展示されています。佐々木高綱の守本尊(まもりほんそん)といわれ、同寺には高綱がこれを納めて負って来たという黒漆塗り、内側金張の笈(きゅう)および厨子(ずし)もあります。日露戦争の将軍乃木希典(まれすけ)は佐々木氏を祖とし、乃木姓はここの地名乃木にちなみますが、生前たびたび同寺を訪れました。境内には佐々木高綱の墓とともに乃木希典の遺髪塔もあります。

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