旧藩時代の藩窯の跡。文政10年(1827)ごろに開窯し、天保元年頃肥前国伊万里の陶工木村甚兵衛が来村して、出雲地方で初めて磁器の生産を始めた。甚兵衛の作品は形の美しさと染付けの精巧さで珍重され「久村焼」「長沢焼」の名をもって名声を博した。
藩窯となったのは天保元年(1830)のことで、藩はこの窯場に藩士を監督者として派遣していた。藩窯が八束郡東出雲町意東に移されたことにより天保7年(1836)に廃窯となった。
現在この窯場の窯口、焚口、火越など作業場が原型のまま残されており、昭和34年(1959)県史跡に指定。
住所 | 出雲市多伎町久村2011-5 |
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お問合せ先 | 出雲市観光課 TEL:0853-21-6588 |
定休日 | 無休 |
利用料金 | 無料 |
交通アクセス | 山陰本線小田駅からバス5分、長沢下車徒歩5分 |