昭和47年に団地造成現場で、前期古墳を象徴する中国製の鏡・三角縁神獣鏡が発見されたことにより、当地に石見で最古の古墳が存在していたことがわかりました。地元では昔から4基の塚があったことが知られており、四塚山と呼ばれています。現在は開発により古墳の大半は残っておらず、古墳の内容を知ることはできませんが、三角縁神獣鏡が出土したことから、古墳時代前期(4世紀)につくられたと考えられます。日本海まで一望できる丘陵の一角に位置する当地に、石見地方を代表する首長が存在していた可能性を示しています。
住所 | 益田市下本郷町 |
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お問合せ先 | 益田市文化財課 TEL:0856-31-0623 |
交通アクセス | JR益田駅からバス10分。運動公園前下車徒歩5分 |