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石見神楽上演の種類

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2024年03月25日 公開

神社での奉納が本来の上演の場所である石見神楽ですが、現在では観光客の皆様にも見てもらいやすい様、様々な会場を用い公演が行われるようになりました。このページでは、その会場について解説します。

石見神楽のホームグラウンド、神社での「奉納神楽」

地域の例祭の前夜祭として奉納されるのが本来の石見神楽の姿。
9月から11月にかけて行われる秋祭りでは、夜通し神楽が舞われる地域もあり、老若男女一緒になり神社の舞座で、毛布に包まったり、大人はお酒を酌み交わしたりしながら特別な祭りの夜を過ごします。地域の祭りを観覧するには一定のマナーはありますが、石見神楽本来のルーツを楽しむことができるのが奉納神楽観賞の醍醐味です。

石見神楽奉納神楽の様子(江津市渡津町)

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敬神の心を忘れずに

奉納神楽の会場である神社に到着したら、まず拝殿の鈴を鳴らし拝みましょう。石見神楽は本来は神社のためにあり、観客も敬神の心を持つということが大切です。拝んだら、さあ、神話の舞いが繰り広げられている舞座へとお進みください。

観光客にオススメ!「定期公演」

1~2時間の短い時間で行われる定期公演は、石見神楽の主だった定番演目が演じられることが多く、演目解説などの紹介をする会場もあり、石見神楽を初めてみる人に分かりやすくオススメの公演です。神社や、観光施設などで行われ、多くの会場では演じ手と観客との距離が近く、演じ手の息づかいや、迫りくる迫力を体感することができ、感動を誘います。

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初心者にやさしい定期公演

観光客を対象に行われている定期公演は、会場によっては演目の内容を解説してくれたり、衣裳を着る体験や写真撮影などさせてもらえます。定期公演は1時間~2時間程度の観覧となり、ちょっと見てみたいって方たちに最適なんです!

派手な演出など、石見神楽をじっくりステージで楽しむ「ホール神楽」

複数の神楽団体が一同に会し、様々な演目を披露する大会。主にホールなど広い会場で開催され、各団体の様々な演出を凝らしたステージ神楽を一日中楽しむことができます。多くが有料での大会で、神楽団体が次々と演目を披露する共演大会と、順位を競う競演大会とに分けられます。

 

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舞台芸術として楽しもう!

照明や音響環境の整ったホールなどの舞台で舞われる石見神楽は、ドライアイスなどの演出等も入り、一舞台芸術として昇華されています。パンフレットなども発行され、解説や出演者などをチェックしながら、目の前に繰り広げられる美麗な舞いを堪能しましょう♪儀式舞も美麗!

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