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「蘭学・洋学 三津同盟」締結記念巡回展「文明開化と明六社―津山・津和野・中津の思想家たち―」

津和野町と岡山県津山市、大分県中津市では、令和3年11月に「蘭学・洋学 三津同盟」を締結し、文化交流や観光振興などで連携・協力を行っています。この3市町出身の洋学者たちはいずれも明治期の日本初の学術団体である「明六社」に関わりました。本年が明治6年(1873)の「明六社」結成から150周年にあたるのを記念して、3市町をめぐる巡回企画展を開催します。

 

「明六社」は明治6年(1873)7月、アメリカから帰国した森有礼(もり・ありのり)が呼びかけ、津田真道(つだ・まみち)・箕作秋坪(みつくり・しゅうへい)、箕作麟祥(みつくり・あきよし)(いずれも津山藩出身)、西周(にし・あまね、津和野藩出身)、福澤諭吉(中津藩出身)を始め、加藤弘之、中村正直(なかむら・まさなお)、西村茂樹、杉亨二(すぎ・こうじ)を中心メンバーとして始まった学術団体です。西洋文明について広く一般に啓発することを目的とし、メンバーの論文を掲載した機関誌『明六雑誌』を発行しました。

 

本展では、3市町出身の先人たちの西洋との関わりや、明六社の活動について、3市町の所蔵品を中心にご紹介します。ぜひご観覧ください。

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