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津和野町郷土館 冬季企画展「中国の銅山王 堀礼造と堀家文書」

国の名勝「旧堀氏庭園」は、江戸時代から昭和期にかけて、笹ヶ谷鉱山の経営に関わった堀家の邸宅です。
旧堀氏庭園には江戸時代から現代にかけて、8万点を超える古文書群が残されていました。津和野町では、平成25年度から令和5年度までの11年間、文化庁の補助を受けて、堀家文書史料調査事業を実施し、堀家文書の目録(全8冊)を刊行しました。本展では、堀家文書史料調査事業のうち、令和2~5年度に実施した近代史料調査の成果をもとに、近代の堀家の活動についてご紹介しています。
堀家は鉱山業を主たる家業として明治~大正期には全国各地の鉱山経営を行っていましたが、そのほか、石見水力電気会社・石見製紙会社など種々の会社経営への参画や私立病院(畑迫病院)の設置など、多角的に事業を展開しました。これによって堀家の最盛期を築いたのが、「中国の銅山王」と呼ばれた堀礼造です。本年は堀礼造の没後100年にもあたります。
初公開の史料も多数展示しています。

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