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出雲弥生の森博物館 春季企画展「平安時代の出雲-人びとのくらしと祈り-」

出雲には『出雲国風土記』が残るため、奈良時代の出雲については、これまでも多くの研究が行われ、関連の展覧会も開催されてきました。
一方で、奈良時代に続く平安時代については史資料が少なく、注目を集めることはありませんでした。
最近の研究によれば、平安時代の中ごろの日本では極端な乾燥と湿潤の年が繰り返されたことが分かってきました。こうした異常気象の中で、疫病が流行したことも記録に残っています。そして、出雲を含めて各地では戦乱が起き、人びとの間の格差も広がりつつありました。
異常気象、疫病、戦乱、格差と現在の社会にも通じるような環境の中で、平安時代の出雲の人びとはどのように暮らし、幸せを祈ったのでしょうか。考古資料を中心に考えます。

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