津和野に伝承されて400年の『鷺舞』。京都発祥でありながら、現在まで廃絶することなく奉納され続けている唯一の鷺舞であり、「津和野の鷺舞」は国の重要無形文化財として指定されています。この大変貴重な鷺舞神事に密着取材しました。
子どもたちの鷺舞・子鷺踊り
かわいらしい子ども達の「子鷺踊り」
大人の方も「子鷺踊り」を裏で支えます
町内を巡りながらポイントポイントで踊りを披露
方言のバナー
鷺舞の前に、津和野の女の子達による「子鷺踊り」がありました。愛らしい小さな鷺たちが津和野の町を練り歩き、子鷺踊りを披露します。軽やかであどけない子鷺の舞が、見る者の心を和ませます。
子鷺踊りは鷺舞に先駆けて津和野小学校から出発します。津和野の町を巡回しますのでぜひご覧ください。
愛らしい子鷺たちはもちろん、子鷺踊り保存会の方々の傘が鷺の形になっていたり、歩きながら津和野の町にちりばめられたおもてなしの心遣いを堪能できます。
鷺舞
雄と雌の鷺が、出会い、連れそうような所作
弥栄神社での奉納 ギャラリーの数がすごい
本町通りでの披露 きれいに羽を広げる
鷺舞神事の大きな旗を掲げ、鷺舞行列を先導
囃子方の皆さんも唄に気持ちが込められます
桧でできた真白い羽。2匹の鷺がずれることなくかち鳴らし、小刻みな羽の羽ばたきにも規律正しい所作によって伝統と優美な厳格さを感じさせます。両羽を大きく広げたその姿は本当に美しかったです。
殿町通りにある頭屋前から出発し、鷺舞一行が津和野の町を練り歩きます。道中11カ所で鷺舞を披露し、多くの観光客を感嘆させていました。
伝統文化 津和野の鷺舞
津和野に伝承されて400年の『鷺舞』。京都発祥でありながら、現在まで廃絶することなく奉納され続けている唯一の鷺舞であり、「津和野の鷺舞」は国の重要無形文化財として指定され、近年では「風流踊(ふりゅうおどり)」としてユネスコ無形文化遺産へも登録されました。弥栄神社での奉納を皮切りに、町内練り歩き、11箇所で奉納されています。
(鷺舞神事 7月20日、7月27日)
天狗の一行(鷺舞の行列)
天狗=道しるべの神 猿田彦命(さるたひこのみこと)
鷺舞行列の前を御輿が先導する 地域の子ども達も参加
日が傾く頃まで、町内それぞれの場所で美しい鷺の羽が開く
鷺舞神事一行に先駆けて天狗と神輿車が通りました。津和野の通りにとってもマッチしていて雅な雰囲気です。 鷺舞は出発から終点まで約2時間かけて11カ所のポイントで行われます。
天狗は道しるべの神とされていますので、先頭に立ち、祭を引率します。
【石見こぼれ話】 ~ 津和野の伝統文化 編~
400年の歴史を持つ津和野の『鷺舞』。津和野の町を練り歩き、道中11か所で舞う、格式ある伝統文化なんです。そんな鷺舞神事は、毎年祇園祭りのある7月20日、27日に行われます。
昨年の鷺舞の取材でのこと、、、
一糸乱れぬその舞いに伝統と優美な厳格さを感じ、初めて見る担当も釘付け。
そんな “鷺舞” ですが、、、
時には羽根を休める姿も。
両羽を大きく広げたその姿は本当に美しく、気品にあふれていますが
休んでいる姿ものほほんとして、愛らしい。
『鷺舞神事』は、全てがシャッターチャンスですよ。
一緒に津和野を練り歩くのもオススメ!
ぜひ一度、ご覧になってみてはいかがですか?