たきいちじくおんせん
室町時代以前に降り注いだ雨が多伎の地に染み込み、ミネラルをたっぷり含んで、火山活動で温泉となり湧き出る…。500年以上の歳月を重ねて大地が育んだ良質な湯で、癒やしのひとときが過ごせる日帰り温泉施設「多伎いちじく温泉」。1号泉の「比売(ひめ)の湯」、2号泉の「海神の湯」、泉質の異なる2つの温泉が源泉かけ流しで楽しめます(日ごとに男女交代)。特産品であるいちじくの葉を使った薬草湯も見逃せません。出雲と石見の境に位置し、山陰自動車道出雲多伎ICが近く、旅の途中の一休みにぴったり。
塩化物泉
熱の湯、保温&保湿
※しっとりポカポカが持続
温泉にはさまざまな成分が含まれており、美肌の素のカクテルともいえます。カクテルのレシピは温泉によってそれぞれ違っており、カクテルの名前が泉質名で、温泉の主な成分からつけられています。
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<塩化物泉>
7.9
弱アルカリ性
※クレンジング作用(お肌スベスベ)
<塩化物泉>
47.7mg
<塩化物泉>
きりきず、末梢循環障害、
冷え性、うつ状態、
皮膚乾燥症
硫酸塩泉
美人の湯・傷の湯・保湿の湯
※肌しっとり乾燥を防ぐ
温泉にはさまざまな成分が含まれており、美肌の素のカクテルともいえます。カクテルのレシピは温泉によってそれぞれ違っており、カクテルの名前が泉質名で、温泉の主な成分からつけられています。
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<硫酸塩泉>
7.2
弱アルカリ性
※クレンジング作用(お肌スベスベ)
<硫酸塩泉>
40.3mg
<硫酸塩泉>
きりきず、末梢循環障害、
冷え性、うつ状態、
皮膚乾燥症
※源泉によって成分濃度が異なります。
温泉ビューティ研究家
トラベルジャーナリスト
石井 宏子さん
おすすめの
スポット
日本海の幸や特産品を使ったお土産がめじろ押し!特に名物のイチジクを使った加工品は、フィナンシェやロールケーキ、ドライフルーツ、チャツネなど多彩。フードコートではイチジクソフトクリームや海鮮たこ焼きなどを販売。手軽に多伎名物が食べられます。岐久海岸(キララビーチ)は日本夕陽百選に選ばれたスポットで、日本海に夕陽が沈む雄大な風景が眺められます。運が良ければイルカが見られるかも。
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おすすめの
お土産
多伎町はイチジクの生産が盛ん。豊かな土壌と日本海から吹く潮風が、美味しい果実を育みます。日本で昔から栽培されている「蓬莱柿(ほうらいし)」という品種が主流で、小ぶりで甘味が濃厚なのが特徴。旬は8月中ごろ~10月。イチジク狩りができる農園もあります。大事に育てられている様子を見れば、美味しさが倍増。オフシーズンはジャムやスイーツなどで楽しめます。
おすすめの
スポット
タラソテラピー(海洋療法)を取り入れた、健康づくりと宿泊ができる施設。海水を心地よい温度(33~36度)に温めた「元気海プール」があり、浮力や水圧、ミネラルの吸収といった海水のはたらきを運動生理学的に利用した14種類のジェットを用意。全身を刺激します。窓の外に広がる日本海を眺めながら、疲れた体を癒やしましょう。宿泊もでき、レストランも併設しています。
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多伎いちじく温泉
〒699-0901 出雲市多伎町久村654
多伎いちじく温泉
住所:〒699-0901 出雲市多伎町久村654
電話:0853-86-2600
FAX:0853-86-2601
出雲ICより車で15分
2種類の源泉が楽しめる温泉
【泉質】
ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉(1号泉)
ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(2号泉)
多伎は美肌の味方・いちじくの名産地。日本海の潮風を浴びて美味しく育つそうです。2本の源泉を別々の大浴場に入れていて、日によって男女が入れ替わります。「比売の湯」は1号泉でpH7.9の弱アルカリ性。「海神の湯」は2号泉で、pH7.2の中性。どちらも塩の作用であたたまり、硫酸塩泉が温泉の水分を肌へ運んでしっとり保湿します。薬草湯はどちらも2号泉の温泉にイチジクの葉のエキスを投入。しっとりツヤ肌になれそうです。