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有福の善太郎像

私心を捨てて、愚者としての謙虚さにつつまれた念仏者のことを妙好人(みょうこうにん)といいます。天明2年(1782)に生まれた善太郎は、若いころは乱暴者で村人から「毛虫の悪太郎」とあだなされ、嫌われていました。しかし、3人の子どもが次々に死んでいくという不幸に遭遇してから、命がけの念仏行者になりました。野良仕事の最中でも、近くの光現寺の鐘がなると、裸足のまま法座にかけつけたといいます。盗人と疑われ、ののしられた相手に、帰り道おなかがすくだろうと草餅を与えたり、どろぼうが逃げ場を失って木に登ると、その木にはしごをかけて逃がしたなどの逸話が、今に伝えられています。

浄光寺境内には野良着姿で手を合わせた善太郎の像が建っています。

また、善太郎の手記・遺品等の展示がされています。

石州人の心のよりどころである善太郎です。彼の名は、徳川末期のベストセラー「妙好人伝」にもあげられています。「にんげんなら、にんげんらしゅう、してくらせ、おやなら、おやらしゅうに」

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